たけちゃん

ゴッドファーザーPART IIIのたけちゃんのレビュー・感想・評価

ゴッドファーザーPART III(1990年製作の映画)
4.0
贖罪の機会をお与えください……


フランシス・フォード・コッポラ監督 1990年製作
主演アル・パチーノ、アンディ・ガルシア


勝手にお知らせシリーズ「今日は何の日」
本日、4月12日は俳優のアンディ・ガルシアの62歳の誕生日です(^-^)/

実はフランシス・フォード・コッポラの誕生日が4月7日でしたんで、その時にレビューを考えてましたが、間に合わず(笑)、ガルシアの誕生日にチェンジしました……( ¯−¯ )フッ

でも、アンディ・ガルシア作品でお気に入りなのは、今作か「アンタッチャブル」なので、今日の紹介で文句なしです( ˘ ˘ )ウンウン


それにしても、コッポラ監督、まだまだお元気でしょうか……。最近は新作が届きませんが、最後に一花咲かせて欲しいなぁ……。お待ちしております(^-^)/



と言うことで「ゴッドファーザー」シリーズ、三部作の最終作となる「Part III」を紹介します!

今作は静かな作品でしたね~。
そういう意味では、人によっては退屈かも……。
あと、登場人物の整理に苦労する……
誰だっけなぁ……って、けっこう観ながら考えてましたから(笑)

でも、僕は面白かったですよ。
確かに、1作目や続編ほどの高揚感は無かったけど、ファミリーの終末を描いた作品なので、このトーンが正解ですよね。続けて観てきたからこそ分かる。決して地味なんじゃなく、渋いんです。その全てがラストシーンに込められています( ˘ ˘ )ウンウン


第2作から16年後の世界。
マイケルはコルレオーネ・ファミリーのドンとして君臨し、子供たちも立派に成長しています!
表向きはマフィアではなく、実業家として活動し、教会から讃えられるほどの地位に……。


いやぁ、アンディ・ガルシア、素晴らしいなぁ。
1作目のアル・パチーノ
2作目のロバート・デ・ニーロ
そして、3作目はアンディ・ガルシアです。
元々スターだったマーロン・ブランドは除くけど、まるで、この映画はスター製造機( ˘ ˘ )ウンウン
やっぱコッポラすごいわ!

ガルシアが演じるヴィンセントが、どんどんマイケルに似てきます。
ヴィンセントは長男ソニーと愛人との息子なんですよね。だからキレやすいし、行動はソニーを彷彿とさせます。そのヴィンセントがマイケルの元に置かれて、どんどんマイケル化していく。なんだか顔まで似てきますよね。この辺がすごいですわ。孤独なマイケルを真に理解していたは、ヴィンセントだけだったように思いましたよ。


それにしても、この「ゴッドファーザー」シリーズはファミリー映画ですよね。とは言え、それは作品世界の話じゃありませんよ。

主演こそ違いますが、ヴィトーの娘で、マイケルの妹にあたるコニー役はエイドリアンことタリア・シャイア。彼女はコッポラの実の妹ですし、コニーの息子が洗礼を受けるシーンの乳児は、なんとソフィア・コッポラです。もちろん、コッポラの実の娘。娘だけど、男の子役(笑)。いやぁ、すごい!

で、この3作目では成長したソフィア・コッポラ本人が出ます。マイケルの娘メアリー役。この時、19歳でした。
ただ、演技の評判はあまり良くなく、ラズベリー賞でワースト助演女優賞を取りました(T_T)

そんなことからの監督転身なのか?(笑)


あと、音楽ではニーノ・ロータと共に、コッポラの父親であるカーマイン・コッポラの名前も。ファミリー使い過ぎ問題(笑) 。お金がなくて、身内ばっかり使ったのか……。それとも、身贔屓からか……。

そんなことを考えながら観るのも楽しいです。
16年という歳月をかけて続編を作ったのは、娘の成長を待ったわけではないと思うけど………。
もうちょい、キャスティングを考えても良かったよね。


これでニコラス・ケイジも出てたらやばかったわ( ¯−¯ )フッ




他の出演者ももちろん素晴らしいのですよ。
アル・パチーノは言うに及ばず、奥さんケイ役のダイアン・キートン。本当に美しくて、今作は若い時より綺麗でしたよね!
あぁ、「アニーホール」を観なくちゃなぁ。

脇を支える俳優も一級の作品でした(^-^)



さて、シリーズを通して観ると、分かって来るものがありますね。
「スターウォーズ」って、どこまでもアナキン・スカイウォーカーのストーリーなんですよね。ずっと流れてるんですよ。だからこそ、エピソードⅧは納得いかん……。

それと同様に「ゴッドファーザー」は、マイケル・コルレオーネのストーリーだと思いましたよ。とても素晴らしかった( ˘ ˘ )ウンウン



と言うことで、
アンディ、お誕生日おめでとう( •̀ω•́ )و✧