このレビューはネタバレを含みます
犯罪稼業から一切手を引くと宣言したドンのマイケルに対して、コルレオーネ・ファミリーの一部が謀反を企てる、シリーズ最終章。
１，２を観返し、そのままの流れで初めて３を鑑賞。
２の切なさと虚しさに包まれたラストが大好きだったのだが、仲良さげな楽しいパーティーから始まり、残念な気持ちになる。
でも、やっぱりそれはまやかしに過ぎない。
マフィアの道に入ってしまった日から、マイケルはもう幸せや家族を得ることは許されなかったのだろう。
ケイと二人でシチリアデートする場面は凄く良かった。
その後も家族みんなで幸せの絶頂かと思いきや、娘が殺されて一気に転落。
結局全ては仮初めの幸せだった。
幸せにはなれない。
でも、これこそが「ゴッドファーザー」シリーズらしい結末なのだと思う。
最後の最後まで虚しかった。
たった一人で迎える最期…切なすぎる。
作品としては、最高の結末だった。
結構しっかりと集中しながら観ていたのだけれど、人物関係図や誰が誰なのかがいまいち理解しきれないままに終わってしまった。
複雑すぎるし、この長さだとどうしてもずっと集中し続けることが難しい。
相関図を観ながら、いつかまた観直したい。
