東京国際映画祭にて鑑賞。
コンペ4本目はコソボから『ヴェラは海の夢を見る』!
ついに、今年のグランプリに推したい作品が来た!
夫が急逝したヴェラ。彼女は夫の従兄弟から、夫に関する「ある告白」を受ける。
生前の夫の動向を巡るサスペンスをベースに、男性優位の社会の中で抑圧される女性の姿を浮き彫りにしていく展開に惹き付けられる。サスペンスとしての面白さに、社会派ドラマの要素がしっかりと絡む傑作!
昨日の『ある詩人』と比べると、映画としての「巧さ」では少し劣るけれど、「面白さ」の観点から今作を推したい。
日本公開も是非とも熱望したい。オススメ!