ラグナロクの足音

ある詩人のラグナロクの足音のレビュー・感想・評価

ある詩人(2021年製作の映画)
1.8
いや全体的に詩人をあつかってるのに、話がストレートすぎるよ。そんな説明を冒頭にさせるなら、この展開のさせ方はひどすぎるでしょう。詩人が今の社会が生きにくいというのは分かったよ、で、なんなんだよ。問い自体を深化させる目的なら、もっと撮影がんばらないと、なにもポエティックに見えない。撮影も学生かよというクオリティ。カメラ据え置きで撮りたいのはわかったけど、切り替えすぎだし、いらないカットが多すぎる。タルコフスキー尊敬するのはいいけど、申し訳ないが評価する以前の問題かと思ってしまった。伝説の詩人ムハンマドがどんな人物なのかには興味を惹かれたが。過去世界のシーンはとても力を入れていたが、現実世界との関係が釈然としないなあ。
ラグナロクの足音

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