すごく良かった…! かつて女性が映画を撮るのが困難だった頃の監督の残した映画がある。ただ、その一部には音がなく、シーンが欠落している。
それを現在、かつてよりは女性が映画を撮るのがふつうになったものの、興行収入があがらず、家族の協力も得られず、先が見えない主人公の監督が復元に取り組むことになる。その過程で、監督の想いを知り、作品の復元に執念を燃やす。
すごい盛り上がりのドラマがあるわけでもない。でも、観ていて、どうか映画が復元されますように、過去と現在に映画に注がれた女性たちの想いが報われますように、と思ってしまう。出てくる人や場所が印象的で、いい映画だった!(特に編集者のおばあさん)。
にしても、昔の韓国はプリントは配給会社に返却とかでなく、映画館の管理だったのか…。驚いた。管理・保存できないし、コストパフォーマンス悪い気がしてしまうが。