卵珈琲…
ジャケと韓国映画ということだけで気になっていた作品。
率直な感想としては、思っていたのとはけっこう違って驚いた。
タイトル通りに何かの昔の作品をオマージュするのではなく、作品に音声を吹き込むというのが、イ・ジョンウン演じる主人公のメインのミッション。
それに加えて"女性"の部分に非常に重きを置いている作品でもあった。
主人公は女性映画監督であり、母でもあり妻でもある。
さらには女性特有の身体の不調にも悩まされる。
日常の困難と闘いつつ、仕事を通じて映画業界での女性の活躍が難しかった過去を知っていく。
全体的に淡々としつつも、どこか根の部分に突き刺してくるかのようなヒューマンドラマに仕上がっていた。
あと、めちゃめちゃ気になったのが、ストーリーにはほぼ関係のない生卵コーヒー。
普通のホットコーヒーの上に生卵を割って落としていたのが、衝撃的な光景だった。
なんで、コーヒーに生卵？
よく見たらジャケの右下にしれっと写ってた。
