セッセエリボー

珈琲時光のセッセエリボーのレビュー・感想・評価

珈琲時光(2003年製作の映画)
3.8
台湾で撮ってる時からそうなんだけど物語のレベルで起きてることとは別のドラマがたぶんもっと微細なレベルで起こってるだろうなと思うし、そうじゃなきゃこんなところで終わらないだろうとも思うんだけど、それが全く捉えられなかった。ただの東京観光になってしまった。
小津生誕100年と思って見るとこの一青窈は笠智衆には完全に理解不能だろうと思えて面白い。実際お父さん役の人も黙っていた。ボーダフォンの時代にMacのPCだけは既に完成形に達していてすごい。でもこの時代Macの人あんまいなかった気がする。乗ったことない私鉄が都内にまだまだあるなというのと、ここに出てくるお店の半分くらいは既になくて悲しい。エンドクレジットに蓮實重彦って書いてあってどこで!?と思ったら演技下手すぎてカットされてたっぽい。