南森まち

ザ・トリップの南森まちのレビュー・感想・評価

ザ・トリップ(2021年製作の映画)
3.1
TV俳優兼監督の夫ラーシュと、映画女優の妻リサの夫妻は仲が冷え切っていた。そんな中二人で別荘に向かうのだが、実は互いに相手を殺すことを画策していたのだった。しかし、そこには二人が想定していなかった脅威が待ち構えていたのだ…!というお話。

ノルウェー映画。原題は”I onde danger”「危険な場所」。

序盤は設定も含めてとても面白く、コメディー&サスペンス要素にあふれており、伏線がチラチラ張られていてワクワクする。
しかし後半になるにつれ、シリアスでグロい人を選ぶバイオレンス展開になり、笑えるところが激減してしまう。おいおい、どうしたどうした…
最後のオチはコメディー的になるので、評価も少し取り戻す。
でも絶対もっと面白く出来たよね。う~ん、残念。

また、113分も長い。過去にあった出来事の回想シーンが数回入るのだが、なくても想像がつく程度の内容ばかりなので、これも削って90分で終わらせてほしかった。たっぷり2時間見せる映画じゃない(断言)。

(必要な前提知識)
ノルウェー・クローネは約15円。
「クィア」は「変態的な」ぐらいの意味。終盤重要なアイテムとして出てくる日産・リーフが「クィア・カー」と呼ばれちゃう😅