たぶ

アメリカから来た少女/アメリカン・ガールのたぶのレビュー・感想・評価

3.5
中学生の女の子の視点で描かれる部分が多いので、先日見た韓国映画「はちどり」が想起される。はちどりよりも家族内でのエピソードが多く、辛い境遇も多く、けっこう気持ちが重くなる作品。

自由過ぎるアメリカのロスアンゼルス育ちから、ちょっと息苦しい台湾の学校生活、母親が乳癌で精神的に不安定だったり、周囲の心情に翻弄されながらも、一応自分を失わずに頑張ってる。なかなか辛い境遇なので尚更にアメリカ生活が恋しい。妹のSARS疑いの隔離などでまた家族でひと揉めあったり。

馬の厩舎で芳仪が哭きながら馬を愛でているシーンがとても印象的。

耳掻きって、人とのふれあいをすごく温かく感じられる行為だな。最後のこのシーンはすごく共感できる。

でも一番辛いのは母親なのかなぁと。
たぶ

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