いい家族だった。とても人間だった。みんな上手く生きれない。それがとても淡々とありのままに描かれていてすっと入ってくる映画だった。
ファンイーの様々な戸惑いの感情、ファンアンの素直な幼少の感情、母の喪…
むっちゃよかった。
是枝監督の作品が好きな人は好きだと思う。
家族ってもちろん好きだし、大切だし、自分が愛されてることも分かってる。でも好きでいなきゃいけない、大切にしなきゃいけないっていう鎖みたい…
このレビューはネタバレを含みます
SARS感染よりも、お母さんの病気や、アメリカから台湾へ戻ってきた戸惑いや苛立ちの方が大きかったなぁ。
自分の思春期を思い出して、じわっと涙が溢れてきた。卵チャーハンのケチャップがけ(笑)
父が…
台湾ってどこを切り取っても絵になるんだなあと思った。台湾の空気感、アパートの周辺だけなのに匂いまで感じる。(でも台湾に行ったことはない笑)
20年前くらいの設定とはいえ、結構な体罰があったんだなとそ…
「居場所」と「揺らぎ」の物語
舞台はSARSが猛威をふるった2003年。
母親と妹とアメリカ暮らしをしていたが、母親の病気をきっかけに台湾に戻るが、中国語もうまく話せず「アメリカン人」と揶揄され、…
観た直後に出た感想は「で?」…。アメリカから両親故郷の台湾に渡り、文化的な違いに打ちのめされる主人公。うん、つらいね、大変だね。境遇を嘆く手法としての映画だろうけど、観る側がどう受け取ればいいか釈然…
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