FILMeX2021 10本目
イラン、インド、アフガニスタン、イスラエル、クロアチア、メキシコ…政治/経済/歴史/文化など国の基盤による濃淡はあれど、世界中に巣食うクソオヤジと彼らに搾取されモノとして扱われるオンナコドモを次々と見せつけられゲンナリ。防衛反応で神経回路がシャットダウンされているのか、良いショットやストーリー展開もあったはずなのに、あぁインドネシアの地方ではこの段階か…程度の感想しか出ないのが悲しい。
今年の映画祭ラインナップが世界的なコロナ禍で生き難さが極まった状況下に生まれたことを差し引いても、『駆ける少年』や『友だちのうちはどこ?』から30年以上の時間を経て、主人公が少年から少女に変わったくらいの牛歩。
フィルメックスの〈映画の未来へ〉という、プログラミングの根幹をなすキャッチフレーズを来年は信じられるだろうか。