ヒヨドリ

ジャンルだけロマンスのヒヨドリのネタバレレビュー・内容・結末

ジャンルだけロマンス(2021年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

面白かった!
「ジャンルだけロマンス」というタイトルにはあまりピンと来なかったんですが、英題のPerhapsLove(たぶん、おそらく、愛)だと作品に込められた意図を感じ取れる気がします。

リュ・スンリョンさんはなんだか年を重ねるごとに愛嬌が増してきている気がしませんか。
昔、同業の作家(オジョンセ)に対しゲイっぽい文章だとアウティングしてから確執があるんですけど、7年も執筆できていない崖っぷちの男の前に、文才のあるゲイの学生が現れて...というストーリー。
先に「パラムパラムパラム」を見ているので同じような不倫もの(前妻との不倫描写がある)かと思ってたら、ものすごーーーーく長ーーーーい目で全体を見たらロマンス映画だったという...。
そりゃ自分のことをゲイっぽいだなんだ批判したことを棚に上げて作家が学生と半同棲で共同執筆なんてそんなことになってたらオジョンセは怒りますよ?でもそれを若者にぶつけるのは違うんじゃないですかねえオジョンセ😡😡😡
なぜぶつの!
ふたりの間の感情の揺れ、それが愛だともわかってないスンリョン先生にもモヤモヤしますけども!
激情型の愛じゃなく、なんとなく心の中に芽生えたもの、それが愛なんじゃないかと、色んな愛の形の中で見つかったものを感じ取る映画でした。

ヒウォンさんもロマンチストで良かったです。
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