大作の合間にたまに撮るガイ・リッチー監督の息抜き映画。お友達のジェイソン・ステイサムさんやヒュー・グラントさんなどの起用でエッジの効いた台詞の応酬と軽いノリで贈るガイ・リッチー版の「ミッション・インポッシブル」と云ったところ。
しかしながら「ミッション・インポッシブル」のようなアクションを期待すると肩透かし。軽快なトークと仲間同士や相手との会話やり取りを楽しむ作品。そこがハマらなければ退屈極まりないと思います。いろんな人物の思惑が交錯する、まあガイ・リッチー監督が得意なパターンではある。ちょっと強引に分かりにくくしてる部部はありますけど。
アクションは格闘アクション中心でほぼジェイソン・ステイサムさんに任せきり。
チェイスシーンとかもあるにはあるけど、なんか安心感というかハラハラしないんですよね。コメディで光る人でこういう作品だから起用なんでしょうけど個人的にやっぱりオーブリー・プラザさんのわざとらしい演技とドヤ顔がどうも苦手…。
引っ張った割にはそれほど捻りも効いていたとは思わないですし、まあエージェント物としては普通でした。ワールドワイドなロケーションはエージェント物の定石で画面映えはしていましたね。それでも終盤の展開はそれなりにスピード感があって良い。
このあとが自身初のシリアスな戦争映画物の大作「コヴェナント」で絶賛の作品なので、この映画が良い息抜きになって臨めた結果じゃないでしょうか(笑)
まとめの一言
「エージェントはノリと即興が大事」