くりふさんのレビューで知って見てみました。定額見放題で見られるのでNetflixにて。
良かったです。
スコットランドの田舎のカトリックの女子高校の合唱部の仲間たち5人+1が合唱大会でエディンバラに遠征する1日の物語なんだけれど、これはスマホもSNSもなかった1990年代の出来事。
それが故に、他に娯楽がないせいなのか、セックスが彼女たちの一大関心事なのね(ヒロインには別の理由も・・・)。
でもって、引率のシスターも高校時代は、私服に着替えて冒険した彼女ら、特に学業優秀そうな二人組と同じようなタイプだったのだろうと見た。
聖地巡礼で奇跡が、と、水兵が街にやってくるが最初の話題として出てくるのがいかにもなんだけれど、なんとなくこの学校、日本のカトリックのお嬢さん学校とは違って良くも悪くも居心地良さそう。
地域の経済が厳しそうな中で地味に本音で友情を育んでいて、良いなあ、と思いました。(というよりこの1日で色々あったので本音が出てきたという方が正しいのかもですが・・・)
彼女たちの目的は羽を伸ばすことと18歳以下お断りのカラオケ・バーで歌うこと。1990年代に外国でカラオケ?で驚いたけれど、生演奏のカラオケで歌うところなのね。
携帯もパソコンも普及していない時代の話なのは別に狙ったからじゃなくてなかなか映画化が実現しなかったからだとあるフォロアーさんのレビューで知りましたが、そのことがこの映画を面白くしています。
ヒロイン以外はほぼ無名の役者さんが演じていたみたいだけれど、カラオケで歌っていた男の子はプロの歌手なのかしらん?みなさん歌が上手でした。
あと、物語の運びが『ブックスマート』とちょっと似ていると思いました。多分あちら、この映画参考にしているんだろうなあ。
情報量が圧倒的に多いのであちらのスコアの方が若干高いですが、好きなのはこの映画。彼女たち、今高校生だったら何に興味を持つのかしらと想像すると楽しい。