古典悲恋劇シラノ・ド・ベルジュラック。
去年観た"シラノ・ド・ベルジュラックに会いたい"が結構好きで、なんとなく内容は把握しつつもそれ自体は観たことないなということで鑑賞。
今回で一体何回目のリメイクなのかも知らないけれど、GOT見てたら大体みんな好きになると勝手に思ってるピーター・ディンクレイジ主演だしこれまたミュージカル映画を結局映画館で観ることも出来てラッキー。
剣術と詩才を持つシラノ、密かに思いを寄せるロクサーヌが一人の青年に一目惚れ。同じく彼女に一目惚れした青年のために手紙の代筆を始める...
形は違えど、これまで何回も描かれてきたであろう三角関係的な話。
ただそれが本当に良かったどうかは一旦置いておいて、自分に対する周りの評価や愛、いろんな要素を含めて自分なりの筋を通して行動するシラノの生き様はどこか尊敬する部分がある気がした。ただやっぱり切ねぇ...
こんな役をピーター・ディンクレイジがやるもんだからその哀愁みたいなものも相まって説得力がすごい。鼻高い設定は無くしたのかな？個人的にはごちゃごちゃしなさすぎて正解だと思った。
ヘイリー・ベネット演じるロクサーヌもポスター見た時とか特になにも思わなかったけどすごくチャーミングだった。個人的にはキルスティン・ダンストのマリーアントワネット観たときの感覚に近いかも。
ただクリスチャンは思っていたよりなんというか...扱い酷くないか？もともとこんなもんなのかな？
あとは話や歌を歌っているときの視線がどこに向いているのかを観てると結構面白かった。
伯爵との会話、特にあの有名な語りかけるシーンは観てる側としてはそっちじゃないのよ〜の気持ち。
衣装なんかも凝っていたし、ミュージカルシーンの周りの方々の特徴的な動きもなんか良かったです。
人のすぐわかる部分とすぐにはわからない部分どっちも大切ですよね、という雑なまとめ。
