最高にノスタルジックな映画。
重要なのは、郷愁溢れる与那国島とその文化が(消えつつあるにしても)今はそこにあるということ。さらには、海や自然はもちろんのこと、もっとも郷愁を感じるのは島の人々のつながりだということでしょう。それを根っこで支えてきたのが与那国方言であって。
人によっては、与那国の負の側面を描いていないと批判があるかもしれません。しかし、このドキュメンタリーが捉えた美しいものが消えてしまう危機にあるわけで、それこそを映像で残しておくべきでしょう。
帰属について、故郷の大切さについて、まったく肩肘はらずに(ここ大事)でもしっかり問題提起していると思います。