モニモニへド

イニシェリン島の精霊のモニモニへドのレビュー・感想・評価

イニシェリン島の精霊(2022年製作の映画)
4.0
東京国際映画祭にて。

一晩寝てじわじわきた。
閉鎖的な世界で知っている顔ばかりに囲まれ変わり映えのない毎日、退屈の中でじわじわ迫ってくる死の恐怖、目の前にはロバのウンコについて二時間語り続ける友のアホづら「このまま俺は何も成さずに死ぬのか?死ぬまでの暇つぶしでしかない人生、これでいいのか?」最初はパードリック(コリン・ファレルのハの字眉好きにはたまらん映画です)可哀想にって思ったけど、話が進むにつれてコルムの気持ちが痛いほどわかった。ああまでしないと変わらない、変われない世界。世界の縮図。
精霊と訳されている「バンシー」について無知だったので、観終わってから調べてなるほどとなった。観てから知るのもあり。
公開されたらもう一回観ます。
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