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BLUE GIANTのmのレビュー・感想・評価

BLUE GIANT(2023年製作の映画)
4.7
演奏に引き込まれてジャズの激情の青い炎の中に入り込んで抜け出せなくなってしまう感覚
何度も立ち上がって拍手をしてしまいそうになる気持ちをグッと抑え込んで観ていました。
しばらくはサントラを聴いて醒めない余韻に浸ってしまいそうです、、、

他のユーザーの感想・評価

chanova

chanovaの感想・評価

3.9

熱くてかっこいい映画だった。

ほとんどジャズの演奏シーンだったけどめちゃくちゃ見応えあった!映像若干気になったりはしたけど、それを上回るくらいに音楽が良かった。 

なにより俳優さんの演技がうまくて驚いた!間宮くんとか声優さんかと思ったくらい。
makiho

makihoの感想・評価

4.3
漫画原作を読まずに鑑賞。号泣。
目標も最終的なゴールも違う3人組の“青春”が詰め込まれたストーリーも、音楽も最高でした。
勧めてくれた人に感謝🎷
完全に打ちのめされました。大傑作。
金曜の夜に観たのですが、正直な話、毎週末劇場鑑賞したい。
実際また行くと思う。
ご多分に漏れず自宅の配信も観るけど、やっぱり自分は劇場鑑賞派だなと改めて思わされるし、自宅配信派にも「劇場っていいな」って思ってもらえるよ。

勿論3人の若者たちの青春成長譚でもあるのでそこにフォーカスしても充分以上に面白いです。
宮本大は最初から出来上がってるって感じがなくもないですが。。。
とは言えさらなる成長に対して誰よりも貪欲ですからね。
原作は読んでいないので、観ていて「宮本大って三歩みたいだな」って思ったら原作漫画家同じだった笑

実写ですが、同じ若者のジャズを扱った『スウィングガールズ』も大好きで、あのサントラは実際に詳しくない自分が聞いても徐々に演奏がうまくなっているのがわかるんです。
本作は元々トッププロの方々の演奏なので、若々しさとかを吹き分けてるそうですが、素人の自分にはそこまでの差はわかりませんね笑
でも圧倒的な演奏に劇場の大音量で揺蕩うのはめちゃめちゃ気持ちいいです。

そう、これは全身で浴びる映画。
是非是非劇場で!!
makaron

makaronの感想・評価

4.7

このレビューはネタバレを含みます

とにかくめっちゃよかった!原作は全く読んだことがなくて、評判が良いから見てみよ〜レベルで行ってしまったけど、すごく感動した!
特に感動したところ
①JASSの3人組が可愛い。若さだけじゃない自分が大好きなことにひたむきに頑張っているところがすごく良かった。玉田の成長も良いし、大の健気さもよい、沢辺のすかしながらも実は誰よりも音楽に誠実なところも胸をうたれた。
②周りの大人がとにかくよい。明子さんはもちろんのこと、豆腐屋のおっちゃん、so-blueの人々、本当に暖かい。3人が頑張っているから、周りも支えたいと思うのだろうけど。豆腐屋のおっちゃんの仕事している姿の描写もすごくいい。日々、精一杯生きている人の心の休息がjazzだっていうところが伝わってきた。
③大が玉田にいった「音楽始めたいなら始めればいい」のセリフが響いた!きっと玉田じゃなくても、本当に頑張りたいと思う人には大は同じセリフを言ったんだと思う。なぜか私も励まされてしまった。大のスパルタについて行った玉田がすごいのだけれど笑
④音楽がよい。正直、音楽の良し悪しはほぼ分からんので、全部すごい音楽だった程度しか分からないけど、とにかくよかった!玉田も良し悪しが細かくは分かっていなかったようで安心した笑

唯一、あーと思ったのは沢辺が交通事故にあってしまったこと。悲しくて理不尽すぎて、やるせない気持ちになってしまった。
とにかくよかったので、漫画も読んでみたいと思う。大人買いしないように気をつけなければ!笑
ゆぴ

ゆぴの感想・評価

4.6
音が最高!

音楽に感動して、映像化されてよかったなと。

映画館でじっとしてられなく、音楽に合わせて身体が動きたくなった!
YUN

YUNの感想・評価

4.4
すごいすごい。とにかくすごい。映画館で観るべき映画。
楽器の演奏シーンなんて実写の方が楽なのでは?と思うけど、アニメーションだからこその表現が素晴らしく、映画館にいることを忘れるほどのライブ感に目も耳もくぎづけになった。声をあてた俳優さんたちもすばらしくて、劇場で観てよかったと思える作品。傑作!
のすけ

のすけの感想・評価

4.3
ある人に批評もできないくせにと言われてしまいましたが意に介せず書こうと思います


原作も何も前情報も知らずに挑んだ

この映画を見て感じたのはこの映画の主人公は大ではなく、雪祈と玉田だということ
なんなら、特定の主人公を置かない群像劇として捉えた方が分かりやすいくらい

ある人曰くこの映画には葛藤がないらしい
たしかに、主人公の大については葛藤は見られない(正確には自分には感じ取れなかった)
大はある程度完成した状態で物語が始まる
高校時の努力、才能によってテナーサックスにおいて圧倒的なオリジナリティと実力を兼ね備えていて、精神性もかなり成熟している様子が物語を通して見て取れる
ひたむきに夢に向かって今この瞬間瞬間でできることをやり続け、野心的でありながら目の前の一つ一つに集中して全力で取り組んでいる
2、3人の観客しかいない舞台でも燃えていたほど

となると、やはり物語の核になるのは雪祈と玉田

玉田は大の高校の時の同級生?で高校時代はサッカーに打ち込んでいて、いい成績を残すほど全力で部活に励んでいたが、大学に入ってサークルの空気感に嫌気を感じていて、大学でエネルギーを持て余していた。そこで大と出会い、ジャズに出会い、ドラムを始める。この大学に入ってやるせなさを感じるのは多くの大学生のあるあるなんじゃ無いかなと思う。玉田には物語を通してずっと凡人としての葛藤がつきまとう。実力十分な大と雪祈に挟まれてドラムをすることへの劣等感、焦燥感。玉田は指がボロボロになったり、ドラムスティックを何本もボロボロにするまでドラムを練習するけど、もちろんジャズ、現実は甘くなく、本番では数十回ミスをするし、お客に注目されることはあまりない。
でも、ずっと2人の足手纏いにならないようにひたすら練習をする。部活とかに入ってた人なら一度は経験したことがあるんじゃ無いかと思う。自分がどれだけ練習しても、小学生からこのスポーツをやってましたみたいな奴には追いつけない。足手纏いになる。でも、やるしかない。みたいな状況。
この玉田の葛藤は大と雪祈との衝突のシーンでちゃんと吐き出される。大が雪祈の問題について冷淡に対応したとき、玉田がそれまで抱えていた劣等感をあらわにする。
でも、報われる瞬間がしっかり描かれている。玉田の頑張りを、初心者ながらに全力で打ち込んでいることを理解してくれている観客がいて、その想いがちゃんと玉田に伝わる。加えて、so blueのマネージャー?も玉田のドラムを認めていた。

雪祈は小さい頃からピアノをやっていて、実力十分。音楽に関する知識、技能も抜群。作曲もできる。
しかし、野心的で人に対して少し傲慢なところがある。部屋は質素で真面目にピアノに打ち込んでいる姿勢も見られることから完全には憎めないけど。
文句のつけどころのないと思われていた雪祈にも挫折が訪れる。so blue のマネージャーにボロカス言われる。雪祈が音楽、人に対して傲慢で礼儀に欠けること。知識に偏った面白みのないピアノを弾いていること。しかも辛いのが、そのマネージャーは大と玉田についてはある程度評価していたこと。これはつまり、雪祈が大と玉田の足を引っ張ったことになる。雪祈にとってはおもっても見なかった事件だったと思う。大ならまだしも、自分があからさまに下に見ていた玉田の足すら引っ張ってしまったこと。かなりショックだったと思う。これをきっかけに音楽について、人に対する接し方について、自分について深く見つめ直すことを始める。そして、so
blueに与えられたチャンスを利用して、新たな自分を見出す。正確には本来の自分、ピアノのスタイルを見つける。
上手くいっているかと思ったところで衝撃の事故。事故のシーンはしっかりとその事故の瞬間が唐突に画面に映るからまさしく衝撃だった。良い時ほど、こういう理不尽な悪いことは起きるし、運命の残酷さを突きつけてくる。

見る前に、ジャズの映画と聞いていて、メロウな雰囲気な映画をイメージしていた。でも、ジャズの演奏シーンは超スペクタル。
実際に流れている音楽はもちろん。映画だからできる超派手な演出によって、このジャズの迫力を視覚的に捉えられるし、何より見てて楽しい。

途中でホロっと泣いたりしてしまう素晴らしい映画でした。
セキネ

セキネの感想・評価

4.0

このレビューはネタバレを含みます

演奏シーンが多く、2時間があっという間に感じました。
心に響く、熱く激しいJAZZを体感できた!
原作から色々端折ってるので、ここも入れて欲しかったなっていうのはいくつかあったけど、この作品は大、雪祈、玉田のそれぞれ3人が主人公だということなんだと思いました。

演奏シーンの3DCGは亜人やキングダムの初期のような出来栄えでカクカク不自然な動きたったり、ドラマーの手首の角度が気になったけど
nya

nyaの感想・評価

4.2
やっぱり上原ひろみはすごいなぁ、、、音楽も物語も感動した。
ギリギリ間に合ってよかった。
普段、映画を推してくることのない実弟から強く推薦を受け、原作の内容も知らずに鑑賞。
もう終盤にはいい感じで泣いている...あらためて音楽っていいなぁ、がむしゃらに頑張るって素晴らしいなぁと。
とても良い気分にさせてもらいました。
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