FU

やがて海へと届くのFUのレビュー・感想・評価

やがて海へと届く(2022年製作の映画)
3.0
すずめの戸締まりが3.11を取り扱ってどうも受け入れ難かった。
じゃあ他の3.11を内包する作品を観てみようということで本作品を鑑賞。

人ってある日突然亡くなっちゃっても不思議じゃない儚いもの。
自死だとか事故だとか被災だとか。
本人にとっても不幸だが、残された者もその事実とどう折り合っていけばいいのか。

戸惑い、怒り、拒否、取り引き、鬱、受容。

同居していた親友が異性との同棲を選択し、一人になった主人公は親友と距離を置き始める。
でもおそらくいずれまた仲良くなれると思っていたはず。
だがそんな未来を3.11は飲み込んだ。

時間は進み続けるけど僕の未来は確約されてない。
感謝している人にはちゃんとその気持ちを伝えようと思う。
今年中に。
FU

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