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乱れ雲のakubiのレビュー・感想・評価

乱れ雲(1967年製作の映画)
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冒頭から、英文科でてそのアクセントかとげんなりしてしまったし、過失とはいえひとを轢き殺してしまった男がひょうひょうと暮らし葬式にも現れるという、コメディホラーの様相。
とおもったのだけれど、加山雄三のむすっとした寂しそうな表情がとてもキュートで、酔っぱらって帰ってきて瓶のコーラを飲むところで完璧に彼に虜になってしまった。完敗。
森光子さんもお顔がちいちゃくてほんとうに可愛いくて、終始眼福で幸せな時間だった。

『人間の道』という言葉が重くのしかかってきたけれど、孤独をあたため合い、赦すという ひと の本来もつ優しさとユーモアが、ほくほくと心をほぐしてくれた。
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