Ryoma

デリシュ!のRyomaのレビュー・感想・評価

デリシュ!(2021年製作の映画)
4.2
貴族と庶民間の身分の違いが鮮明だった1970年代後半のフランス。今でさえ当たり前な大衆のために開かれた“レストラン“だけれども、そんな当たり前が当たり前でなかった時代において、誰もが何の気兼ねや後ろめたさもなく好きなものを好きな人と食べられることの尊さを痛切に感じた。心ゆくままに食事を楽しむ人たちの姿はみているこちらまで幸せな気持ちにさせてくれるなと。そして、誰もが食事を楽しめる世の中にしてくれたマンスロンやルイーズらに心の底から感謝するとともに、これから様々な場所で食事をする度に“ありがとう“という気持ちを忘れずに大事にしていきたいな。フランス映画🇫🇷らしいブラックユーモアやほどよい風刺が効いていて軽妙さとシリアスさのバランスもよかったし、エンドロールで流れる音楽と映像もよかった。じゃがいも🥔のパイ🥧“デリシュ“食べてみたいな🤤


動物の死体や調理シーンがそれなりに出てくるため、そこは注意❗️(あるがままを描こうとしているため悪意はないと思うけれど…)
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