爆裂BOX

パンデミック・エクスプレス 感染無限列車の爆裂BOXのレビュー・感想・評価

2.6
子供達を連れてきた北衛府駅発の列車に乗っていた衛生省に努めるスーは、医学部に通っているはずの長女リンリンと出くわす。その時、大量のネズミが列車内にあふれ出し…というストーリー。
「新感染 ファイナル・エクスプレス」と「鬼滅の刃 無限列車編」を掛け合わせて便乗した今さら誰も騙されないだろうという凄いタイトルですが、中身は突如大量のネズミに襲撃された乗客たちのサバイバルを描いたアニマル・パニックです。ネズミに噛まれるとエルシニア感染症という伝染病に感染するのでパンデミック要素もありますが、それはほんのちょっとでメインはネズミパニックです。
中身ですが、列車がネズミに襲われてパニック→近くの町へ避難→そこも壊滅しており、伝染病に効く薬を求めて更に危険な場所へ向かうという物語の流れが「蛇王 キング・オブ・スネーク」そっくり。ヒロインが軍人の婚約者になっている展開も同じ。利己的な人間達が感染者やそれを置いていけない人達を別の車両に追い出して自分達だけで脱出しようとする中、親しい人を亡くして絶望した老齢女性が列車のドア開けてネズミに皆やられる展開や線路上の障害物取り除こうとしたり、主人公である父親が辿る運命などは「新感染」からパクってますね。
登場人物のキャラも皆薄くてそれほど感情移入できないし、ドラマも何かノレなかったですね。父娘の絆や感動的な展開もイマイチ入り込めず。主人公である父親も気難しくて何かムカつくキャラだったし、医学部に通っているはずが軍人の婚約者になっている次女も、父親に反抗的かと思えば、父親の危機に「パパ助けて!」と取り乱したかと思えばまた反抗的になる所はイラつきました。次女を何かと助けてくれる勇敢な竹中直人みたいなハゲオッサンはマ・ドンソク意識したキャラみたいですね。最初絡んできたチンピラ達が意外と常識人だったのは良かった。
ネズミたちはCGで表現されてますが、列車の天井からボトボトボトボト!って感じで降り注いで来たり、窓や扉ぶち破って黒い津波の用の押し寄せてくる襲撃シーンはクオリティ結構高くてキモかったですね。ネズミの襲撃シーンは全体的にいい感じでした。グロ描写は無かったですね。
既視感ありすぎるストーリ展開やうっすいキャラなど何時も通りの未公開中国産アニパニという感じですね。ネズミの襲撃シーンは良かったんで、ネズミ映画好きは暇潰しに見てもいいかもしれません。