短文感想 69点
インドの女性記者たちが立ち上げた新聞会社のドキュメンタリー映画。インドはIT大国として急成長していますが、一方でヴァルナという古代からの悪しき伝統、風習が残っています。バラモン、クシャトリヤ、ヴァイシャ、シュードラが基本であり、さらにその下には不可触民と呼ばれる人もいます。日常的に、ヴァルナをより細分化したジャーティというものを聞かれるのはストレスですね。そのジャーティによってその人の態度が変わりますから、以下に伝統、歴史があると言えど差別的な行為に他ならないので難しいところです。今はスマートフォンが普及しているので、弱き者達の声は世界に発信しやすいです。社会的身分の低い女性記者たちは、差別を受けながらも懸命にインタビューをしては発信をしていきます。インドと一口に言っても広大なので、なかなかこのあたりは変化しないと思いますが、差別問題は他人事と思わずに考えないといけない問題であります。