たかちゃん

ブラック・フォンのたかちゃんのレビュー・感想・評価

ブラック・フォン(2022年製作の映画)
3.6
町では少年の連続失踪事件が発生していた。主人公の友人、いじめっ子が次々と失踪。そして自分も何者かに拉致される。監禁された部屋には、電話線が切られて繋がらない黒電話が壁に掛かっていた。その電話が鳴りだし、電話から拉致されて殺された友人たちの声が。彼らは脱出のための助言をする。本作はホラーというよりスリラーと呼ぶべきだが、なぜ超常現象のような設定が必要だったのか。友情が電話を繋げたのか。そして、本作は健気な妹が、兄を助けようと奔走する。彼女の見る予知夢が救出のヒントとなる。そういう感動要素が盛り込まれている割に、連続失踪に対して警察がまったく警戒していないのがおかしい。欠点はあるが、二度と使えないようなネタを仕込んだスリラーとして及第点を与えたい。
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