うたもす

ブラック・フォンのうたもすのレビュー・感想・評価

ブラック・フォン(2022年製作の映画)
3.1
設定は面白いけどちょっと盛り上がりに欠けてた気がする
主人公が連続誘拐犯に誘拐されちゃうという話なんだけどやっぱり密室なだけあって画的にはかなり地味
びっくりホラー要素で最低限の派手さはあるんだけどそのホラー要素は誘拐犯による恐怖ではなく、味方側によるものなので怖いとは思えなかった
あと誘拐されてるわけなんだからもっと緊張感とか居心地の悪さを感じたかったんだけどそれもイマイチ
なんか死刑囚みたいな感じ
いつ殺されるかは分からないけどそれまではヒマなだけでたいして恐ろしくないというか…
まぁまぁ広いし防音で落ち着けるしベットもあるしトイレもあるし最低限の食事はくれるし黒電話で話し相手もいるし脱出の希望もあるし殺人犯に誘拐された身分の割には恵まれてる気もします
あと妹の霊視設定もあんまりいらなかったな
霊視を使ってミステリー展開になるのかと思いきやあんまり役に立たなかったしそれっぽい演出として使われただけだった
ただでさえ誘拐犯、幽霊と色々な要素があるんだからそういうあんまり使わない要素はなくていいと思う
導入もゆっくりだったしテンション上がるポイントが少なかったなぁ
思い返してみるとあんまり中身のない話だったかも
ただ終盤はかなり熱い展開でしたのでそれだけで見る価値はあると思います
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