いち麦

僕を育ててくれたテンダー・バーのいち麦のレビュー・感想・評価

5.0
青年期に味わった幾つもの苦々しい挫折を、その先に待つ成功への踏み台として描く爽やかな空気が魅力的。そこには常にポジティブ思考へと向かわせる伯父や彼のバーに入り浸る伯父の友人ら、家族の存在…年齢を越えた心の交流があった。落ち着き感を肥したB.アフレックの佇まいが実に良い。皆で興じる古風なボーリングが興味深かった。

《覚え書き》
エンドロールのバックに“Do It Again”(Steely Danによる歌版)が掛かる。
いち麦

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