主人公、マクマーフィーを演じるのは怪優ジャック・ニコルソン。ハッキリ言って、どハマり役。地のままなんだもの…(そう見える笑 )。ニコルソン以外に誰がマクマーフィーを演じきれるというの… ？(あ、若き日のマーロン・ブランドならアリ！)。
初見時は何の事前知識もなく軽い気持ちで鑑賞したけれど、今回の再見はそうはいかない。既に重いテーマの作品である事を知っているから。でもそれを除く事が出来るとするならば、本作は男の友情物語であると信じるッ！マクマーフィーは良くやってくれた。院内の空気を根こそぎ変えてくれたもの。多くが精神を病み心をかたく閉ざしてしまった者たちのいるその場所に、マクマーフィーがある日突然やってきて、彼ならではの大胆なやり方で皆の閉ざした心の扉をひとつひとつ開けていったのだもの…。チーフ(ウィル・サンプソン)は一番それをわかっていたからこそ、チーフもマクマーフィーに友情でもって答えたのだから。
