Kaako

カッコーの巣の上でのKaakoのレビュー・感想・評価

カッコーの巣の上で(1975年製作の映画)
4.5
近所の書店にあるDVD3本2980円のラックで以前から観たいと思っていたこの作品を見つけてつい買ってしまった。
観賞してみると画質があまりよろしくない。( >ω< )
その上アマゾンでブルーレイが980円だと知ってガックリ(ヘ;_ _)ヘ ガクッ
単純な私は何本でいくらなどの一見お得そうな言葉や、特別、限定などの言葉に弱い。(^v^;)
前にも似たような失敗をしているのに又やってしまった。( >ω< )

でも映画自体は名作との評判通り見応えのある素晴らしい作品だったのでまぁ良しとするか…


暴行の罪で服役中のマクマーフィ(ジャック・ニコルソン)は強制労働を逃れる為に精神異常のふりをして精神病院に入院してきた。
人懐っこく気さくな彼はすぐに患者達の中に溶け込み仲良くなっていくのだが、次第に患者の半数は精神的な病を抱えてはいるが、普通に生活できることを知る。
そして病院側の治療法や管理体制に疑問を持ち始めことごとく反抗し脱走を企てる。

カッコーの巣とはスラングで精神病院の意味があり、カッコーは自分の巣を作らず他の鳥の巣に卵を産み育てさせる。
カッコーのヒナも居るべきはずではない場所に居るのにそれを疑わず、ある種の洗脳のような状態にいる。
この作品の患者達も似たようなところがあり、そこから自由を求めて飛び出そうとすることからこのタイトルがついたらしい。


患者達の中には「バック・トゥ・ザ・フューチャー」のドク役クリストファー・ロイド(何とこの作品でデビュー)
そして「ツインズ」「殺したい女」のダニー・デヴィートと個性豊かな面々で、この頃から存在感は抜群。
だが、何と言ってもジャック・ニコルソン!
前から好きな俳優さんだったが、今作で惚れ直した。(///'ω'///)/♡︎
ホンット見た目も中身もいい男!
男性でも惚れると思う。
「シャイニング」や「バットマン」のニコルソンしか知らないという方には是非観て頂きたい。

ネタバレになるのでここではあまり語ることが出来ないが、観た方と語り合いたくなるような名シーンがたくさん。
とりあえず婦長の首は絞めたくなるし、チーフには泣かされるよね。(コレだけは言いたかった)(●︎^曲^●︎)

思っていたよりも重い作品で、余韻が凄い。
心に残る名作だと思う。
Kaako

Kaako