がく

カッコーの巣の上でのがくのレビュー・感想・評価

カッコーの巣の上で(1975年製作の映画)
5.0
この映画は紛れもなく最高の映画ですね。
どうしてお前たちは自分の生きたいように生きないんだ?
権力者が怖いからか?

確かに婦長はとても怖い存在だったし、患者たちを完璧に統率していました。
うまくやっていた中でマクマーフィが来たことで彼女はおもしろくありません。
彼女は、自分が絶対的権力者として君臨し、患者の性格まで手中に収めていました。
とても嫌いな女でしてね。

マクマーフィはとても自由奔放に生きていました。そして、それを患者にも享受することによって、みんなが楽しくなれることができました。
彼の行為は決して自分勝手なことではなく、患者たちの心の治療にもなっていたと思います。

この作品は、今日の現代社会、観客の一人一人に、何かにとらわれることなく自分の生きたいように生きること。
周りの目を気にせず大きくなること。
偏見の目を持たず、まずは仲良くやってみること。
それらの大切さ。
そんなことを教えてくれた気がします。
がく

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