やし

カッコーの巣の上でのやしのレビュー・感想・評価

カッコーの巣の上で(1975年製作の映画)
3.9
【あの日の思い出レビュー】


"ロボトミー手術"というものを知ることができたのはこの映画のお陰でした。


ジャック・ニコルソン主演作。
精神病を装って刑の執行を逃れたマクマーフィーは入所した精神病院の中で、ラチェッド婦長が支配する"絶対の規則(ルール)"を目の当たりにし、反抗する。
そんな彼に周囲の者も次第に感化され、病院内で、【自由 vs 管理】の戦いが始まるーー…


自由奔放なマクマーフィーと、絶対的な支配者ラチェッド婦長、
ジャック・ニコルソンと、ルイーズ・フィッチャーが上手い。


"自由"と"管理"、
どちらが正しい、間違っているとは言い切れない。世界はバランスで成り立っているから。


…とはいえ、
やっぱり、ラチェッド婦長には怒りを覚えるし、
マクマーフィーには勇気づけられる。
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