リョウ

ゴヤの名画と優しい泥棒のリョウのレビュー・感想・評価

ゴヤの名画と優しい泥棒(2020年製作の映画)
1.8
予告編からもっと奇想天外な映画を期待していたけどスッゲーどうでもいい映画だった。
冒頭のシーンや絵を盗み出すまではとてもスピーディーでコミカルで面白かったのだが絵を盗んでから途端につまらなくなる。
このジジイ、何度か脅迫文を送りはするけどそれ以外に特に何の行動も起こさないのだ。これでは何の為に絵を盗んだのかよくわからない。
おまけに私はこのジジイが大嫌いだ。いわゆる頭でっかちの口だけ男。
何かにつけて大義名分を掲げたり差別主義と戦おうとしたり理想主義を宣っているが全く行動がついてきてない。屁理屈こねて駄々こねている5歳児並みのワガママさ。
そのくせ自分は老後を送る十分な金を持っていない上に労働意欲が全くないグータラっぷり。
真面目に召し使いとして奥さんのヘレンミレンにあんなに苦労かけているのにせっかく手に入れた仕事もすぐにクビ。そりゃそうだ、あんな勤務態度、誰も雇いたくないわ。お前、なにか、地面に落ちたパンを人様に食わそうとゆうのか??
この人、後で人物鑑定されるけどきっとそのまんまな人なんだろうな~。
ちゃんとした教育を受けていないから上流貴族へのコンプレックスの固まり、だけどそのくせプライドだけは高いし自分のことを頭がいいインテリだと思い込んでいる。
だからせっせと戯曲を書いてテレビ局に送るけどどれも採用されず。いやいや、そろそろ気付けよ自分の才能の無さに。
そしてさっさと真面目に働け。ヘレンミレンが離婚しなかったのが奇跡の様な夫婦。
途中から出てくるイケメン弁護士。どっかで観たことあるな~とずっと気になっていたが突如思い出した!
そうだ、こいつ「イノセントガーデン」のあのサイコ野郎ではないか!!
リョウ

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