ましゅー

ゴヤの名画と優しい泥棒のましゅーのレビュー・感想・評価

ゴヤの名画と優しい泥棒(2020年製作の映画)
4.0
はい!
本作は2/26(土)2本連続劇場鑑賞作の2本めです😆💦
…なんか機械的になってきた気がしないこともないですが…。まぁどうせ始めたら熱がこもってダラダラ書くことになると思うんで😂
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ゾンビとかホラーとかサイコパスものとか、あるいはゴリゴリのSFとか痛い系のやつとか、どっちかというと普段は胸糞系が好きな私ではありますが🤣コメディもそれなりに観るんですよ😅
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と言ってもストライクゾーンはかなり狭めな気もしますけど😂
なんて言ったらいいんでしょうかね?
ベタベタのギャグ系というより、ウィットに富んだというか、ちょっと知的センスが入ってるっていうか…。

あ、結構皮肉っぽいのも好きですよ。
で、ちょっと自虐要素入ってたりとか…。
自虐と言っても個人を貶めるとかじゃなくて、そう、まさに本作のように、イギリス人が自国の杓子定規なところを敢えて包み隠さず明け透けにしてしまうとことか…。
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本作はそうしたお固い英国気質を揶揄するような事件(?)について描かれてるんですが、これが実話ってんだから驚きです😅
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また主人公のケンプトンというのが、そうしたお固くて融通の効かない、まさにお役所仕事に真っ向から反骨精神をあらわにする破天荒ながらもユーモアに溢れた人物というのも、今でこそ昔よりはフラットな考え方をするようになったイギリス人が(いや、住んだこともないのであくまで想像なんですが😅 的外れだったらすいません🙇)、まさに自虐的にヒーロー的に扱おうと思ったことの表れでもあるんじゃないですかね〜?
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そうした主人公の破天荒さと、奥さんのキッチリさ加減とのギャップがクスッと笑える楽しさもありますし

また二人の息子も若い世代だけあって、かなりリベラルな考えを持っていて、長男は無軌道で粗野な感じだけど、次男は父親の、体制に反骨精神を持つその姿勢に尊敬の念すら抱いてるような忠義心が見え隠れして

なんか古き良き家族って感じもしてなんか微笑ましくもあります😊
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ちょっと何言ってるか分かんなくなってきたんで🤣そろそろ締めたいと思うんですが

名画を盗む・それが偶然もあって上手くいったり、ただ保管場所に困って色々画策したり誤魔化したり、結果バレる辺りのワタワタとかでちょこちょこ笑えますし

最初はそれこそお固い杓子定規な考えしか持ってないかと思いきやの弁護士さんが実は内に秘めた熱いものがあるいい人だったり

そして最後は、なかなかの爽快感やカタルシスを感じる締め方にホッと胸を撫で下ろすと共にほっこりしたり
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うん。
かなり好きなタイプのコメディ&ハートフルストーリーでしたね、これは😉
まだ時間が経ったら観直してもいいな〜と思うくらい。
ま、こういうのに感じ入るのは珍しいんですけどね、私😂
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(以下 公式サイトより抜粋)
197年の歴史を誇る〈ロンドン・ナショナル・ギャラリー〉で起きた、 フランシスコ・デ・ゴヤの名画「ウェリントン公爵」盗難事件。 それは、名もなきタクシー運転手の人生を懸けた大勝負だった―
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誰もが虜になるチャーミングな主人公に名優 #ジムブロードベント 。そして長年連れ添った妻を演じるのは #ヘレンミレン 。イギリスを代表するオスカー俳優の共演による、ユーモアあふれる軽妙な夫婦の会話劇も見どころのひとつ。また、『ダンケルク』の好演が記憶に新しい #フィオンホワイトヘッド が息子役を演じ、そのフレッシュな魅力も見逃せない。監督は2021年9月、惜しまれながら逝去し、本作が長編遺作となった『ノッティングヒルの恋人』の #ロジャーミッシェル 。名画で世界を救おうとした男が、人々に優しく寄り添う姿を描く、爽やかな感動作が誕生した。
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世界中から年間600万人以上が来訪・2300点以上の貴重なコレクションを揃えるロンドン・ナショナル・ギャラリー。1961年、“世界屈指の美の殿堂”から、ゴヤの名画「ウェリントン公爵」が盗まれた。この前代未聞の大事件の犯人は、60歳のタクシー運転手ケンプトン・バントン。孤独な高齢者が、TVに社会との繋がりを求めていた時代。彼らの生活を少しでも楽にしようと、盗んだ絵画の身代金で公共放送(BBC)の受信料を肩代わりしようと企てたのだ。しかし、事件にはもう一つの隠された真相が・・・。当時、イギリス中の人々を感動の渦に巻き込んだケンプトン・バントンの“優しい嘘”とは−!?
(以上 引用終わり)
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