あさのひかり

ゴヤの名画と優しい泥棒のあさのひかりのレビュー・感想・評価

ゴヤの名画と優しい泥棒(2020年製作の映画)
3.8
裁判所や夫婦間での、ああいえばこういう会話の応酬の見事さ(とネタにされるBBC)は、さすがモンティ・パイソンの国だ、って思ってしまった。けど、モンティ・パイソンと大きく違うところは、ベースが弱者への優しさや家族愛が話のベースにあること。けど、会話の見事さが際立ってるから、ベタベタした印象なくて軽やか。

ほぼサスペンス要素ないよね、って思ったけど、最後意外などんでん返しあり。

このゴヤの絵画はこの前のナショナルギャラリー展で日本にも来てましたね。英雄の肖像画にしては地味だし盛ったりかっこ良く描こうとしてない(逆にそれが新しいタイプの肖像画らしい)から、「大したことない」って感想もちょっと分かるかも。
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