ゴヤの名画と優しい泥棒のヘンダーソンのレビュー・感想・評価

社会の不公平を正したいという、理想を捨てない老人。やり方は戯曲を書いたり、テレビの受信料を払わなかったりという方法なのがとてもいい。
身近なところをどうにかしようとするのが労働者階級の老人らしくてかわいらしいと思って観ていたが、話が進むにつれ深く考えない爺さんが突発的な行動を繰り返しているだけのように思えてくる。
奥さんもイマイチ深みがない。
実話ベースとのことで、題材はいいのだが作りが微妙。あまり残らない作品。

画面をセパレートする手法が多用されるのは何故だろう…。