イベリー子豚

12人のイカれたワークショップのイベリー子豚のレビュー・感想・評価

3.3
「【ガチンコ!(役者)ファイトクラブ!】」
「あくまで【ワークショップ】」
「映画作品と思ったら負け」
「よく分かる【役者】の作り方・アブノーマル編」
「【普通】の人間が【役者】になるために」
「限界と混沌」
「試みは好き」
「一番イカれているのは……」




これは超・特大オ○ニーショーですね。

一切、観客を楽しませるつもりがない。

内輪向けとか業界ノリのレベルじゃなく
当事者の為だけ、たった12人に向けられた
超狭小ターゲット作品。

ワークショップとはよく言ったもんですね。
まさに「○○教室」。

なので出演者が満足しているなら
料金払ってようが、サブスク配信での視聴だろうが
クレームつけるのはお門違い。


ただ……それにしても劇中映画の内容が……。

これでよくそこまで
ボロクソ言えるもんだなって……。

ある意味そこが一番サイコでホラー。


『エッシャー通りの赤いポスト』と言いたいことは
似てるかもしれませんがこちらは、
情熱と面白さが比例してないように感じました。

それにSNS過度期の現代では
ワークショップよりも
インフルエンサーか配信者を目指した方が話が早いし
才能の自己確認が出来そう。

結局、素人と第一線の芸人、モデル、アイドルさんとには
越えられない壁が…。

試みとしてはガッツと将来性と予算のバランスが
かなりイイと思ったんですけどねぇ。

今後、
「劇場公開したい!けど短編の予算しかない!
スケジュールも足りない!ストーリーも膨らまない!
なんて監督・プロデューサーさんがいたら
(YouTubeでもいいけど)
前半にメイキング、後半に本編つけて
配給したらいいのにな……」


そんなことをずっと考えてましたね。