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もっと超越した所へ。のhideharuのレビュー・感想・評価

もっと超越した所へ。(2022年製作の映画)
2.3
2022.10.27センチュリーシネマにて鑑賞。ムビチケ利用。

これ、ジャニーズとか出てるしもっと人気があるのかと思ったら200人以上は収容できそうな劇場で10人ほどの観客といった悲惨な状況でした。

4組の男女の話が交互に語られ、そして過去(2年前には)のエピソードが語られるのですが何とこの8人の男女が入れ替わった組み合わせになってる状態であり得ない設定に無理って感じになった、着いていけない。

どのエピソードも女目線で語られてるなぁって思ったら原作は女性なんですね。
どの男もバカ、女は悲しみや孤独を背負ってるみたいな感じなんですけどクライマックスでみんな感情が爆発する。そしてまた独りに。

と思ったらまだまだ続きがあったのですけどヨーロッパ辺りやアメリカのインディ系の映画でありそうなのを邦画でやるとダサいだけで自分は蛇足だと思いました。手前で終わっておけば良かったのに、と。

恋愛なんてアカの他人との共同生活のようなもの。他人の心なんて読めるわけがないのでイライラするし、ウジウジもする。その辺は共感できると思うのでもっと真面目にするかリアリティーのあるコメディにしたら良い映画になったと思うけど。

多彩な顔ぶれ、知らない俳優が半分だけど前田敦子は「クロユリ団地」の頃よりはマシになってた。菊池風磨もどうしても「ドッキリGP」が目に浮かぶけどジャニーズ唯一の全裸OKタレント?だからか本作でも全裸の後ろ姿見せてます。
少し前に見た「ゴーストマスター」の三浦貴大も良かった。千葉雄大は「おっさんずラブ」続編に続いてのゲイ演技で違和感ない。
そして「怪談新耳袋」の黒川芽以も出ててなんか頑張ってるなって思った。

メインキャスト8人のエピソードが次々に語られるので退屈はしないけどもっとマシな映画かと思いました。上手くいかない恋愛とか、心のすれ違いとか描いてるのは良いけど何かしっくりと来ませんでした。
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