リンコロシネマ

ボイリング・ポイント/沸騰のリンコロシネマのレビュー・感想・評価

3.8
ワンカット、ワンショットで90分の超長回しという手法で思い出すのが松居大悟監督の『アイスと雨音』。

若さ弾ける役者のエネルギーが炸裂するアイスと〜に比べるとレストランという限られた空間でのほぼ密室劇であり大人の脚本であるが計算され尽くされたカメラワークという点では共通の緊張感がある。

演劇もそうだがNGが許されない独特の雰囲気がスクリーンを通じて伝わってくる作品であり衝撃のラストまで息をもつかせぬ展開がなかなか見応えありました。