ダニー

アンビュランスのダニーのレビュー・感想・評価

アンビュランス(2022年製作の映画)
4.0
「ずっと怒鳴りあってるなこの映画…」
→「あ、ベイ映画だった!」

「こんなセクシーな救命士いるわけない…」
→「あ、ベイ映画だった!」

「こんな趣味の悪い部屋に住んでる人間いるわけない…」
→「あ、ベイ映画だった!」

「あれ?右側?左?どこに立ってるのこの人?」
→「あ、ベイ映画だった!」

「さっきの人どこいった?死んだ?」
→「あ、ベイ映画だった!」

「やけに蛍光グリーン多いな…」
→「あ、ベイ映画だった!」

「死ぬやろ普通…」
→「あ、ベイ映画だった!」

「……倫理的にどうなの?」
→「あ、ベイ映画だった!」

「なんでいま爆発した…??」
→「あ、ベイ映画だった!」

「あ、犬がいる」
→「あ、ベイ映画だった!」

「なんかアルマゲドン見てる気分…」
→「あ、ベイ映画だった!」

「そこでギャグいる…?」
→「あ、ベイ映画だった!」

「もうわかったから…ドローンカメラはわかったから」
→「あ、ベイ映画だった!」

「トイレいきたい」
→「あ、ベイ映画だった!」 

「そういやエメリッヒ何してるんやろ」
→「あ、ベイ映画だった!」

「なんかベイ映画みたい」
→「あ、ベイ映画だった!」

って感じでした。

開始2秒でカメラがグワ〜〜〜ンとなり、「ベイ映画を見ている…!」と実感します。それが二時間超ですから。「もう…もう分かったから止めて!」となります。それがベイ。否…それこそがベイ!

カメラに段々と目が慣れてきて、話のテンポも相まってベイであることを忘れそう……になったところで!!「俺がベイだ!!!」という展開になり、上記の通り、「あ、ベイ映画だだった!」と私は覚醒します。

突然ビックマックを食べたくなるのと同じ感情から、久々に劇場でベイを浴びたくなり、公開終了間際に駆け込んだので、もう満足。というか、ベイ映画の中でもかなり上位の加減の満足度でした。トランスフォーマーなんてゴテゴテな材料にベイを混ぜると胸焼けしますが、今作くらいの原作材料ならベイくらいが丁度よいかと思います。
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