ワイカ

ロックフィールド 伝説の音楽スタジオのワイカのネタバレレビュー・内容・結末

3.0

このレビューはネタバレを含みます

 ブラックサバスやクイーン、オアシス、コールドプレイなど錚々たる有名ロックバンドが作品を録音した、英西部ウェールズの田舎にある農場スタジオのドキュメンタリー。

 こんな田舎に、しかも牛や豚も飼ってる農家がつくったスタジオから、名作が次々と生まれたってのがとても興味深いです。都会の喧騒から離れて伸び伸びと音楽に集中できる(とはいえバンドは夜な夜な街のパブに繰り出したり、クスリをキメまくったり、隔絶された空間でストレスを溜めたりしてたっぽいけど)というのが大きいのかな。芸術を生み出すのはやはり環境が大事ってことなのね。

 ただ、正直言って映画としては退屈。いろんな大物ミュージシャンが出てきてインタビューに答えるんだけど、なんでこのスタジオから多くの名作が生まれたのか、みたいなことはあまり語られず、ただの思い出的話ばかり。

 スタジオのオーナーも、設立時の話は面白かったけど、その後はただの農家のオヤジにしか見えず、話に中身もあまりなかった。

 これ、出てくるバンドのことをよく知ってる人ならある程度は楽しめるかも知れないけれど、そうでないとかなり辛いかも。後者のうちの奥さんは半分くらいでドロップアウトしました。前者の私もちょっと眠かったです。

 ロック好きのための史料的映画ですかね。
ワイカ

ワイカ