ウーマン・トーキング 私たちの選択のぬんのネタバレレビュー・内容・結末

この作品の元が2010年の出来事だということが、あまりにもおぞましいし痛ましい。
“赦しは善よ、復讐よりいい”この台詞が信仰に結びつくこの作品を物語っている。
赦す/許可する、進む/闘う、去る/逃げる、近しいようで全く異なる意味を示す。それを学び、考え、発することの必要性と難しさを改めて感じたし、全ての人間においてその点は普遍だろう。

唯一、画面に顔が映る成人男性を演じたのがベン・ウィショーだということに大きな意義があったし、彼にしかあの役は出来なかったと思う。

Daydream Bliverを聴いてこんなにも重く感じたことは初めて。