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香も高きケンタッキーの遊のレビュー・感想・評価

香も高きケンタッキー(1925年製作の映画)
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いったいどう誘導したのか、はたまた偶然の一瞬を辛抱強く待ち続けたのか、みたいな動物の奇跡的な演技はなまじ(クストリッツァとかで)慣れてきちゃってたので、馬の演技がスゴイという触れ込みで伝説的な存在感を放ってるこの作品に感銘を受ける余地がこちらの心に残っていなかった
全力疾走してる馬をどう見てもわざと転ばせてるシーンとか、今だったらほぼ確で炎上案件だろうから逆に面白かった

本編はともかく、蓮實重彦の圧倒的に矍鑠としたトークには恐れ入りました 86歳でここまでグルーヴのある発話ができるのはマジですごい ストレートに面白かったし
トコトコ入ってきて挨拶もなく一言目からエピソードトークが始まる、デュエマだったらスピードアタッカー 
みんなの前でちょっと話す→別室に移動してリモートトーク→最後だけまたみんなの前に顔を出す、って形式的なコロナ対策のためにソロトークで謎の3部構成をとってたけど 各部できっちり区切りがついた話をしてた 感服!
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