ぴろぴろさんの映画レビュー・感想・評価

ぴろぴろ

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パスト ライブス/再会(2023年製作の映画)

3.5


作品賞ノミネートの映画。
私がもう少しロマンティストだったら見方が違ったかも。
イニョンという考えは理解出来る。   日本にも「袖振り合うも多生の縁」という言葉もあるくらいだから。
SNSならではで
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ロッタちゃん はじめてのおつかい 2Kリマスター版(1993年製作の映画)

4.0


初めロッタちゃんは可愛いんだけどワガママで手がかかりそうな女の子に見えて、お母さん大変だわと思ったけど、本当は家族思いでご近所さんも含めて皆んなから愛される楽しい女の子だった。
おおらかで優しい大人
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オッペンハイマー(2023年製作の映画)

-


考えがまとまらないけど、史実として興味深く観賞した。  目線というか視点というか。  立場が違えば感情も表現も違って来る。  鑑賞後の気持ちは重たい。
オッペンハイマーという人物にフォーカスを当てた
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ゴーストバスターズ/フローズン・サマー(2024年製作の映画)

4.0

懐かしのメンバーから新規メンバーも投入して、ずっと観てきたオールドファンには小ネタも含めてとても嬉しい♪
フィービーもすっかり思春期真っ盛りで親世代から見ると順調に難しいお年頃に成長した姿を見せてくれ
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PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

4.8


今日も全力で職務を全うする。
そしてただ粛々と生きる。 
スガシカオの歌が聞こえて来そう。
職種は違えど、多くの社会人は知っている光景ではないだろうか。    表よりも裏や縁の下の方が多数だと思う。
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DOGMAN ドッグマン(2023年製作の映画)

4.6


ジョーカーに賢いワンちゃんの献身を足した様な、面白くて(ゲラゲラ笑う面白さではないが)最後まで目が離せなかった。 

犬小屋に入れられて親に銃を向けられる過酷で壮絶な少年時代を送ったダグラスに寄りそ
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哀れなるものたち(2023年製作の映画)

5.0

ダークなファンタジーの様でヒューマンドラマ。   『可愛い子には旅をさせよ』ですね。

倫理観や貞操、道徳を知る前に快楽を覚えてしまったベラ。   「ベンジャミンバトン」のブラピも「again,aga
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コット、はじまりの夏(2022年製作の映画)

4.5


美しい自然の描写、息遣い。
走り出したコットが、しなっていた青草が息を吹き返したように瑞々しい。
彼女の人生はこの夏、まさに始まったばかり。
子供ってちゃんと見てるし感じている。  分かっている。
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ビヨンド・ユートピア 脱北(2023年製作の映画)

4.4

数年前『クロッシング』という脱北者の証言を元に、脱北と北朝鮮の悲惨な現状を描いた映画を鑑賞した。  そしてさらにもっと前の、瀋陽の日本総領事館も思い出した。  
今作は脱北のほぼ一部始終を隠し撮りやス
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宝くじの不時着 1等当選くじが飛んでいきました(2022年製作の映画)

4.5

面白すぎる‼︎ 久しぶりに映画館で声出して笑いました〜
南北問題の微妙さを、全力でコメディに振り切った潔さ。  緊迫した『モガディッシュ』からドタバタの『宝くじ』まで、韓国映画はホント幅が
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ティル(2022年製作の映画)

4.5

1955年にアメリカで実際に起こった『エメット・ティル殺害事件』
きっとこの母親は、「あの時どうして、よぎった胸騒ぎ、イヤな予感に従って中止しなかったのだろう」
「あの時どうして、子供にもっと強く南部
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ウォンカとチョコレート工場のはじまり(2023年製作の映画)

4.6


楽しかった〜♪ ミュージカルだったんですね。  笑いあり、愛ありの素敵な映画。  結構なビッグネームも多く出演されていて、セットも素晴らしくテーマパークの様な楽しいエンタメ映画でした♪
シャラメ
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人生は、美しい(2022年製作の映画)

4.0


事前情報無しで観に行ったらまさかのミュージカル🎵
初めは旦那があまりにデリカシー無いから、奥さんが不憫で「こんな亭主の相手してる時間がもったいない」と思ったけど、本当はこのご主人、ただただ不器用で言
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キリング・オブ・ケネス・チェンバレン(2020年製作の映画)

4.0


83分と映画としては短いのだけど、これ以上長いのは辛い。  実際の事件とほぼ同じリアルタイム進行形で描かれて、とにかく息が詰まる様な息苦しさを感じる映画だった。
居た堪れない気持ち、やるせなさ、もど
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ダンサー イン Paris(2022年製作の映画)

4.0


挫折と再生。   ストーリーはベタでよくある感じだったけど、とにかく美しい身のこなしにうっとり。
現役のパリ・オペラ座のエトワールであるマリオン・バルボーが主演を務め、優雅で美しいバレエも躍動感溢れ
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イコライザー THE FINAL(2023年製作の映画)

4.6

楽しみにしていたデンゼルさんの惚れ惚れする様な必殺仕事人ぶり。
ファイナルと聞いたら何が何でもこの目にしっかりと焼き付けなくちゃと意気込んで行ったら、“最強で最速” 9秒あれば充分、なかなかのエグさ
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ジョン・ウィック:コンセクエンス(2023年製作の映画)

4.4


楽しみにしていたジョン・ウィック、今作も面白かった‼︎
大阪の皆さん、あの梅田駅は似てますか?
満身創痍のジョン・ウィックはじめ、登場人物が皆んな魅力的。   真田広之の侍の様な所作の美しさ、お相撲
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バービー(2023年製作の映画)

4.0


ピンク🩷キラキラ✨
バービーの物語でもあり、ケンの物語でもあった。
バービーランドの世界観はとても可愛かった。  少女時代、バービーには惹かれずリカちゃんで育った私だけど夢と憧れの象徴、女の子たちが
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MEG ザ・モンスターズ2(2023年製作の映画)

3.6

“絶叫を楽しめ”は言い過ぎな気もしたけどオープニングの『Under Pressure』からエンディングの謎のラップまで今回も面白かった。
お久しぶりの巨大ザメ、メガロドン“MEG”
前作のB級感が嫌い
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リトル・マーメイド(2023年製作の映画)

4.2


楽しくてワクワクしました〜
劇場鑑賞の醍醐味というか、ディズニーミュージカルの素晴らしさ、圧巻の映像美。
海の中のお魚たち、描写がカラフルで美しく、ハリー・ベイリーの歌唱力も素晴らしくて、やや目が離
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ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE(2023年製作の映画)

5.0


シリーズ全部観てますが、今作も最高でした〜👏👏👏
トムの疾走、バイクアクション、走る列車の屋根の上での格闘、カーチェイス、宙吊りの列車の中での「俺を信じろ」
信じる信じる、絶対信じる。
予告やCMで
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aftersun/アフターサン(2022年製作の映画)

4.2


大人になったソフィーは『生き辛さ』を知ったのかもしれない。
そしてあの頃の父もまた、『生き辛さ』を覚えながら、娘との束の間のバカンスを思い切り楽しみたい、いつの日か思い出して欲しい、ソフィーの記憶に
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コンペティション(2021年製作の映画)

3.4

天才監督と人気俳優の二人。  超一流のスタッフ、キャストが集められた映画製作の裏側が描かれる。  
ほぼほぼ画面にはペネロペ・クルスとアントニオ・バンデラス、オスカル・マルティネスの3人だけ。  リハ
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The Son/息子(2022年製作の映画)

4.6


尾を引く映画だった。   もっと『らしさ』を手放せたら楽に生きられるのかなぁと思ったり。  エブエブが母と娘の物語なら、こちらは父と息子の物語。
ティーンエイジャーは過ぎたものの、私も2人の息子を持
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イニシェリン島の精霊(2022年製作の映画)

4.2


島民全員が顔見知りであるアイルランドの孤島を舞台に、親友同士の男たちの間で起こる絶縁騒動を描く。
民族の歴史の暗喩もあるのでしょうが、人と人が関わる以上は切り話せないテーマが描かれ、興味深く鑑賞した
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茶飲友達(2022年製作の映画)

4.6


高齢者売春クラブ。  有りそうで無さそうな、無さそうだけど有りそうな。
今や人生100年時代、高齢者の孤独、タブー視されそうな性。  でも映画の中で描かれていたのは、“生きづらさ”と“家族”だったよ
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ノートルダム 炎の大聖堂(2022年製作の映画)

4.5


2019年に起きたパリのノートルダム大聖堂火災事故を題材にした実録ドラマ。
これは最初から最後まで目が離せない緊迫感と、現場で命懸けで消火活動する消防士達の勇気、また心を一つにして「アメイジンググレ
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すべてうまくいきますように(2021年製作の映画)

4.0

2014年に『母の身終い』という尊厳死を描いたフランス映画を観た。  究極の選択を決心した母親とその息子が過ごす最後の時間を静かに紡いだ秀作だった。
今作は究極の選択をした父親をめぐる娘たちを描いた作
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逆転のトライアングル(2022年製作の映画)

3.9


逆転のトライアングル。  最後まで観ると上手いタイトル付けたなぁと感心。
オープニングから面白かったけど、段々と最初の印象とは違いテイストが変化して行く。   
豪華客船での傍若無人な白人富豪たち、
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ワース 命の値段(2019年製作の映画)

4.0


アメリカ同時多発テロの被害者と遺族に補償金を分配すべく奔走した弁護士たちを描く。
年齢も職種もさまざまな犠牲者たち。
突然奪われた彼らの人生、突然大切な人を失った遺族の心の痛み。  遺族たちの証言シ
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バンバン!(2014年製作の映画)

4.2


インド映画のエンタメ感とやり過ぎ感がハンパない‼︎
パワフルなアクションと美男美女の匙加減が濃すぎて、なんだか笑ってしまう。  2人の肉体美も芸術的で、顔も体もギリシャ彫刻みたい。  濃くて濃くてバ
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シャイロックの子供たち(2023年製作の映画)

3.7


『お金は返せば良いというものじゃ無い』がジワジワと効いてくる。  その通り‼︎
欲に負けてはいけませんね。
安定の面白さだったけど、コンプライアンス的にどうなのよとモヤモヤ。  最後がスッキリしなか
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BLUE GIANT(2023年製作の映画)

5.0


いぎなり熱い‼︎ 観て良かった‼︎
劇中数回出て来た『いぎなり』というフレーズは仙台弁で“とても”“かなり”という意味。
サンドウィッチマンや一定以上の年代のおじさんがよく使っていて、今作に出て
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バビロン(2021年製作の映画)

4.6


時代はサイレントからトーキーへ。
この作品からは、いつか必ず終わりがくる、諸行無常、盛者必衰、まるで『平家物語』(←暗記させられたね〜)の冒頭を思い起こす様な壮大な映画だった。
鑑賞後に思うのは、酒
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コンパートメントNo.6(2021年製作の映画)

4.0


1990年代のロシアを舞台に、寝台列車の旅で相部屋となった男女の交流を描く。
“人は第一印で決まる”というくらい、ビジネスや面接試験なら印象が悪いと以降2度と会うチャンスは無いかもしれないけど、寝台
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エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

3.6


斬新ながらカオス‼︎ 独特な世界観には感心するやら、ハチャメチャだわ、岩やソーセージは出て来るわ。  
カンフーには本場を感じたし、根底にある「愛」も感じて、パロディ?オマージュ?もあって楽し
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