わみにんさんの映画レビュー・感想・評価

わみにん

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君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

3.6

かまいたちの漫才で、「俺は『となりのトトロ』を観たことない」ということで延々と自慢げにマウントをとり続けるネタがあるのだけど、それを地でやってる私としては宮崎作品を映画館でみること自体、なんだか緊張し>>続きを読む

エンディングノート(2011年製作の映画)

4.0

理想的な終活です。きっちりと「段取り」を整えてからその日を迎える砂田さんの姿が、本当に大きなプロジェクトを進行管理する現役の会社員のようでした。すごく満足いく終活だったろうなと思います。

きっとお父
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キングダム2 遥かなる大地へ(2022年製作の映画)

4.2

1の予習は昨日ネトフリで見て万全だし、昨日の続きを今日映画館で見るって、考えてみるとぜいたくな環境だなぁ。で、なんの違和感もなくスッと話に入り込めました。

今回は戦闘場面が大部分で、「レッドクリフ」
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キングダム(2019年製作の映画)

4.0

どうという理由もなくNetflixでアニメを見始め、面白い!とは思ったけど映画にまではなかなか辿り着きませんでした。今回は今上映中の2を、鑑賞割引クーポンを消化せねばという半ば義務感で見ようとしていて>>続きを読む

ボクたちはみんな大人になれなかった(2021年製作の映画)

3.7

たぶんこの映画、20代や30代の人たちには大して面白くないだろうなと思いながらみてました。いわゆる「バブル世代」より少し年下世代にはグッと来ているはず。というか原作からそこしかターゲットにしてないもん>>続きを読む

浅草キッド(2021年製作の映画)

4.2

たけし全盛期の頃はまさに私の青春時代でして、木曜深夜のオールナイトニッポンをいつも聴いていました。浅草時代の話はラジオの中でもよく出てきたし、あの頃彼が書いた小説もよく読んでいたので、脳内ではすでに当>>続きを読む

CUBE(1997年製作の映画)

3.3

なんだかよくわからない世界にいきなり放り込まれ、わからないまま話が進む。あ、ちょっとソウっぽいかも!とワクワクしましたが、どうも違うかなと思い始め、でも話はどんどん進んで、どうなるのか気にはなるので見>>続きを読む

孤狼の血 LEVEL2(2021年製作の映画)

3.8

やっぱり鈴木亮平さん、すごい俳優さんだなぁと思いました。たまに見せるあの素敵な笑顔がかえって怖さを倍増させるって、何それ。もう無敵状態ね。とりあえず関わっちゃ絶対ダメな人です。笑って安心させといて、最>>続きを読む

孤狼の血(2018年製作の映画)

4.0

いきなりの壮絶ブタさんシーンに心をつかまれ、もう何一つ気持ちを削がれることなく最後まで見入ってしまいました。んじゃぐぉらー!んじゃわりゃー!連呼の世界に没入です。この令和の時代に昭和のヤクザ映画臭を嗅>>続きを読む

スーサイド・スクワッド(2016年製作の映画)

3.3

久々に映画館に行きたいなと思っていて、これからやる中でちょっと面白そうかも、と思ったのがスーサイドスクワッドの最新版。で、予習のつもりでシリーズ最初の作品を見てみました…が!

そもそものキャラクター
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ワン チャンス(2013年製作の映画)

1.5

なんとなく選んで見たのだけど、もひとつ心に刺さってこなかったです。なんでだろう?良いことと悪いことの振れ幅大きいからかな。551の豚まんがある時〜↑ない時〜↓みたいな振れ幅(関西ローカルCM比喩)。事>>続きを読む

容疑者Xの献身(2008年製作の映画)

4.2

ドラマの方は全然見てなかったのに、この映画はちょくちょく見ています。堤真一さん(石神さん)が果てしなくかっこよく見えるから♡あんなに地味でしょぼくれててなんか臭そうなのに‼︎(ひどい…)この映画に限っ>>続きを読む

それでも夜は明ける(2013年製作の映画)

3.8

奴隷制度が当たり前だった19世紀アメリカのお話。最初からずっとずうっと不条理・理不尽な話が続いてて、見ていてとてもつらかったです。ひとまずの救いはあるのだけど、エンタメ的に最後はパーっと痛快に一発逆転>>続きを読む

ブラインドスポッティング(2018年製作の映画)

3.8

むやみに暴行を受けたり、警官に射殺されたり、悪い結果が出てから人種差別ひどい!ってニュース越しに見ているのだけど、きっとそこに至るまでの過程がこの映画に描かれているんだと思います。報道だけでは全然伝わ>>続きを読む

手紙(2006年製作の映画)

4.2

たぶん私は、この映画で初めて山田孝之という俳優さんを知ったと思います。別に自分が罪を犯したわけでもないのに、萎縮し続ける人生を歩む青年の姿がすごく印象的でした。

犯罪者側の家族をテーマにしたものって
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ユージュアル・サスペクツ(1995年製作の映画)

3.8

タイトルは何度も聞いたことあったけど内容についての予備知識は一切なし。最初は話について行くのがちょっと大変でした。なんか役者が急にドタドタ揃ったな、という感じで。時間が行ったり来たりするのもちょい混乱>>続きを読む

シルミド/SILMIDO(2003年製作の映画)

4.0

韓国の死刑囚とか極悪人30人くらい集めて、北朝鮮の金日成を暗殺するための特殊精鋭部隊を作った、という話。しかも実話ベース。もう凄すぎる。最初はヘロヘロだったのに、みんなめっちゃ鍛えられてランボー×30>>続きを読む

ターミナル(2004年製作の映画)

3.5

期待して見たのだけど、うーん……そんなうまいこといく?という感想に終わってしまった。トム・ハンクスこんな太ってたっけ?という違和感が結構大きかったのと、最近ちょっと気持ちがすさんでいる自分のせいかもし>>続きを読む

浅田家!(2020年製作の映画)

4.0

いいなぁ浅田家、独特でマイペースで。特に妻夫木くん演じる兄ちゃんが典型的なザ・長男で、振り回されっぷりが好きです。政志こと二宮くんの20代の小汚さもしっくりきて、なんかスクリーン越しでも臭そうなんだな>>続きを読む

ペパーミント・キャンディー(1999年製作の映画)

4.1

ずいぶん前に見た時もどんよりした気分になりましたが、今見てもやっぱりどんよりします。決してハッピーになれません。でも、今や世界に輝く「パラサイト」のような作品に先行して通じるやるせなさとか切なさだなぁ>>続きを読む

イエスマン “YES”は人生のパスワード(2008年製作の映画)

4.0

とてもわかりやすい展開で、なおかつちょっとタメになるいい映画です。Yesの教えをやり過ぎなくらい理解して突っ走れるのは、やっぱりジム・キャリーしかいません。

すごく極端な描写ではあるけど、Noを言い
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(2020年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

いい話なんですよ、基本的に。俳優さんたちも適材適所でみんなよし。涙ポイントできちんと泣けます。すばらしい。

ただ、なんか急ぎ足な感じでうーん残念。思うに、平成の中にいろいろ人生詰め込みすぎだ。昭和か
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怪しい彼女(2014年製作の映画)

5.0

久しぶりに見ました。笑いと涙のバランスが絶妙なんです。私の中では韓国お気に入り映画の最高峰のひとつです。

今見ると、「新聞記者」でずっと眉間にシワ寄せるシム・ウンギョンちゃんとは全然違って、ものすご
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ザスーラ(2005年製作の映画)

3.3

うーん、なんだろうこの物足りなさ。ジュマンジよりも舞台ははるかに大きくなり、ゲーム盤もちょっとハイカラになったというのに。最後もいい話仕立てになってるのになぁ。なんかパワー不足なんだよな。

ジュマン
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ジュマンジ(1995年製作の映画)

4.0

まさにアドベンチャーの王道映画。好きなんですよ、この世界。前にも何度か見てるんだけど、シリーズをまとめて見ようと思ってまた見ました。

しかしよくまぁこんなに災いを考えつくもんだ。人生ゲームだったらた
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ゾディアック(2006年製作の映画)

3.9

この最後のモヤモヤ感がたまらない。真実は神のみぞ知る、みたいな終わり方、すごく好きです。時がどんどん過ぎて、ドラマを一気見してるような感覚で楽しめました。

アイアンマンのあの人、ああいう役柄似合うよ
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グリーンブック(2018年製作の映画)

3.9

いい話だなぁと気分良く見ることができました。境遇や性格が違う2人の話って、映画ではよくあるテーマですが、こういうのみると、人間はいろんな個性があるから面白いと素直に思えてきます。それぞれにプラスとマイ>>続きを読む

ゴーン・ガール(2014年製作の映画)

4.2

よく練られた話だなぁと、観賞後にほんとすごいと思いました。過去と現在の時間がクロスするので、ぼんやり気を抜いて見ているとすぐに置いてけぼりになりそうです。一番最初の場面から、ちゃんと気合い入れて見まし>>続きを読む

新聞記者(2019年製作の映画)

3.5

日本ってこんな国なのか…と、愕然とし失望もしました。中国とかロシアとか北朝鮮とかこんな感じよな、と思ってたけど、あからさまの度合いが違っただけで、国を維持するには必要な機関なんですかね。政府もごく一握>>続きを読む

ミスミソウ(2017年製作の映画)

1.0

WOWOWで夜中にやってたのをなんとなくみました。まぁしかし荒唐無稽でくだらん。実にくだらん。警察にとっては、ここは平和でのんびりした町なんだろうなと思いました。あんなに人が死んだり中学生が行方不明に>>続きを読む

戦国自衛隊1549(2005年製作の映画)

3.1

タイムスリップもの好きなのに、なぜかスルーしていた作品。戦国時代に!自衛隊が‼︎って聞いただけでものすごくワクワクしたので、ものすごく期待してみました。で、期待がすごすぎて、自分なりの着地点に困ってい>>続きを読む

ランボー ラスト・ブラッド(2019年製作の映画)

3.3

80年代的なわかりやすいストーリー展開、今もなお続いてるんだなと、古くさいような安心なような。でも油断してると、あれ?ランボーってこんなグロかったっけ?と思えるシーン続出。
ランボーがナイフで木を鋭く
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青い塩(2011年製作の映画)

3.2

ストーリーとしては、なんかちょっととっ散らかった印象。ヤクザ抗争モノに純愛モノを重ねてるんだけど、誰が誰を欺いてこんなことになった?っていうのがぼーんやり分かる程度で、観客には不親切な作りです。料理の>>続きを読む

英国王のスピーチ(2010年製作の映画)

3.8

普通の人(映画内で言うところの「平民」)だって、吃音ってすごいコンプレックスだと思います。それが国民に向けての超重要なメッセージとなると、もう想像を絶するプレッシャー…。たぶんみんな「がんばれ‼︎」っ>>続きを読む

パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

4.2

すごくわかりやすく「格差」というのを描いてくれた作品です。最後はえらい展開になってしまったけど、本質的にはたぶん韓国に限らず、どこの国にもある話。その象徴が「におい」であり、「雨」なのね。そしてリビン>>続きを読む

ビューティー・インサイド(2015年製作の映画)

3.8

あらすじ見て、すごく斬新な切り口の話だなとワクワクして見ました。基本的に韓国映画はめちゃくちゃ後味悪い系が秀逸だと思っているので、こういうの見ることはあまりないけど、見始めてこれは当たりだ!と思いまし>>続きを読む

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