emediaさんの映画レビュー・感想・評価

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プリシラ(2023年製作の映画)

3.8

エルヴィスと恋に落ちたプリシラ
孤独の門をくぐり脱け出すまで
プリシラの成長記録が描かれる
14歳で出逢い
22歳で結婚
28歳で離婚
エルヴィスの胸に飛びこみ
たった独りで待ちわび
ただ傍に居たかっ
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砕け散るところを見せてあげる(2021年製作の映画)

3.0

ラブコメディだと思って安心していたら
急にホラーでサスペンスで驚いた

ノック 終末の訪問者(2023年製作の映画)

3.0

いったい?何と闘っているのか?
人間は常に選択して犠牲を払い平穏を保つ
・・とでも言いたいのか?

M・ナイト・シャマランの頭の中では
誰かが扉をノックするたびに
両手を広げて迎えるのだろうか?

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デューン 砂の惑星PART2(2024年製作の映画)

4.0

嫌われ者の遊び人と呼ばれるラウサ(オースティン・バトラー)が頭から離れない

愛と哀しみのボレロ(1981年製作の映画)

4.0

『オッペンハイマー』『関心領域』の公開前に
あらゆる視点から戦争を捉えた作品を・・

時代は1930年から1980年代
舞台はフランス・アメリカ・ロシア・ドイツ
主に4家族(2世代)の出逢いと別離が描
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コットンテール(2022年製作の映画)

3.8

弛い顔立ちで頑固な父親をリリー・フランキー
強めの眼力ながら線の細い息子を演ずる錦戸亮
更に壮絶な闘病シーンを背負う母親の木村多江

妻に先立たれた兼三郎の焦燥感は
捉えようによっては異常者にも思える
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DOGMAN ドッグマン(2023年製作の映画)

4.5

他の誰がダグラスを演じられただろう?

寂しいときに体を暖めてくれたのは犬たち
苦しいときに支えてくれたのも愛する犬たち

愛されることで生き延びたダグラスは
暴力や裏切りに愛をもって淘汰するドッグマ
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ユージュアル・サスペクツ(1995年製作の映画)

4.0

この5人の面構えときたら・・

回想もの作品は
ゆったり酒でも呑みながら
ふむふむ・・と楽しめるところがいい

コヴェナント/約束の救出(2023年製作の映画)

4.5

冒頭から衝撃を受け心拍数が上がっていく

タリバン組織の武器工場を探る曹長(ジョン)
米軍に雇われた通訳(アーメッド)

壮絶な銃撃戦を潜り抜けた二人は
タリバンにとっては敵であり裏切り者であり
最た
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コール・ジェーン ー女性たちの秘密の電話ー(2022年製作の映画)

3.9

女性にとって選択の自由を確立するには?
就学?恋愛?職業?結婚?妊娠?中絶?
誰かの目によって妨げられる女性がいる

この1960年代には法律で遮られており
いまアメリカでは大統領選挙の陰に隠れて
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真犯人(2019年製作の映画)

3.0

二転三転で振り出しに戻って心理的に玩ばれる
身勝手な人間は悔い改めることはないのか?
誰一人として救われない・・
虫酸が走る真犯人は地獄に堕ちてほしい

ボーはおそれている(2023年製作の映画)

4.0

気の毒なボーではないと
負の連鎖ではないと
選択ミスではないと
ひとつひとつを含みながら
解放されるかと思えば
またまた引き摺り戻される
翻弄される感覚にぐったりして
終盤には微睡みの中へ誘うアリ・ア
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イチケイのカラス(2023年製作の映画)

3.0

こういう「集落」ものは日本が島国だから?


ヴィレッジ
ノイズ
福田村事件

積むさおり(2019年製作の映画)

3.0

辛抱・我慢・寛容・鬱積なる違和感
黒沢あすかが耐えているだけで怖い

ノイズ(2022年製作の映画)

3.0

主役をはる顔ぶれで
がっぷり四つとでもいうのか
主張の強いストーリーであった
あくまでも村の人々に埋もれていく
若者たちの内向きな拳が晴々とはならない
ねっとりとした集落がもの悲しい

カラーパープル(2023年製作の映画)

4.2

望みを捨てなければ
自分を愛することができたなら
きっと生きていける

蔑まれ虐げられるセリーが
人間として尊厳を失わずにいられたのは
愛する人々がいたことに尽きる

逆境の中でも誰かに手を差しのべる
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Firebird ファイアバード(2021年製作の映画)

3.9

どちらかが身勝手であるほうが
恋は燃え上がるのかも知れない

ローマンが遮ろうとする
セルゲイが止まろうとする
けれども再び肌を合わせる

心が擦れ違うのは罪ではない
同時に誰かを愛せないのに
誰かを
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リバイバル 妻は二度殺される(2015年製作の映画)

3.2

タイムリープ(2014⇔2015)

妻が強盗犯に殺された
犯人が捕まらないまま1年が経った
妻から電話が架かってくる
殺される前の妻は何も知らない
また殺されてなるものか
犯人を捕まえる
必ず妻を助
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ジャンヌ・デュ・バリー 国王最期の愛人(2023年製作の映画)

4.0

貧しい出自が故に必死で這い上がるジャンヌ
美貌と謎めいた憂いから女性からは妬まれ
男性からは身体を目当てにされるが
母親もジャンヌを金儲けの手段と考えており
妾として娘を王室に献上することも厭わない
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ネクスト・ゴール・ウィンズ(2023年製作の映画)

4.0

とにかく楽しいアメリカン・サモア

ワンゴールへのただならぬ想い
呪文のように囁く姿に・・🤩

誰にも優しい人々は
誰かを傷つけ陥れることがない
誰もが幸せにって大切🤗

サモア独立国とは異なる
アメ
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コット、はじまりの夏(2022年製作の映画)

4.0

あ・・ここで泣かせるのね

敢えて何も言わないから・・観てほしい

パスト ライブス/再会(2023年製作の映画)

4.0

面影や想い出さえも愛おしい
初恋から12年・24年の月日が流れ
あの頃の恋心を大切にするソヨン
実は名前も忘れかけていたノラ
この距離感・・
結ばれるのも
別れるのも
擦れ違うのも
出逢わないのも
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落下の解剖学(2023年製作の映画)

4.0

犯人なのか?が問題なのではない
どう思われるか?が最も重要である

秘密が解き明かされたとしても
あのとき何があったのか?は
あの場にいた者だけが知っている
スヌープ(犬)が知っているのだから


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哀れなるものたち(2023年製作の映画)

4.2

愛しのウィレム・デフォーさま
あなたは何故に
哀愁を醸し出すのでございましょう

船上のシーンでは
独特な色合いで重みのあるファンタジー

弟は僕のヒーロー(2019年製作の映画)

3.9

勢いで放ったジャックの嘘は最悪な言葉であった

待ちに待った弟(ジョー)を「特別な子」だと大切にする家族

然しながら世間の言う「特別」を
高校生になったジャックは恥ずかしいと思い始める

罪深いこと
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ニューヨーク・オールド・アパートメント(2020年製作の映画)

3.8

思いのほかハード(重々系)の作品でした

ペルーからアメリカに移った家族と周囲の人々

あの「授業」とは思えない移民への差別的な扱い方

女性を労働力としてのみ考えている男性

身体を売ることで身を切
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ダム・マネー ウォール街を狙え!(2023年製作の映画)

3.9

個人投資家(庶民)がウォール街に挑んだ闘い

コロナ渦・不況・予測不能な日々

この株を保有する意味が結束となっていく

株取引の知識がない人も楽しめると思う

僕らの世界が交わるまで(2022年製作の映画)

3.9

家族は「個」の集まりなのだから
お互い擦れ違うのも当たり前のこと
況してや各々がコミュニティー不足では
不器用な人間が集まった複合体でもある

理詰めの母親(エヴリン)
間抜けな息子(ジギー)
構って
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レザボア・ドッグス デジタルリマスター版(1992年製作の映画)

4.2

ハーヴェイ・カイテルは『スモーク』が好きだわ
ティム・ロスは『或る終焉』が好きだわ
スティーヴ・ブシェミは『ゴーストワールド』が好きだわ
だから・・この作品も好きなのだわ!!!!

瞳をとじて(2023年製作の映画)

4.0

叙情的であり
真実に辿りつく懸念が申し掛かる
謎の失踪を遂げた親友であり
俳優のフリオを捜すミゲル
フリオの瞳に吸い寄せられ
作品の中に閉じこめられるような
不思議な感覚に陥る

シスターがチャーミン
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燈火(ネオン)は消えず/消えゆく燈火(2022年製作の映画)

3.9

想い出に耽る冒頭から故人の意志を継ぐまで
妻として母としてメイヒョンの揺らぎが
鮮やかなネオンに掻き消されるようで切ない

娘も国を出て母の元を離れるという

たった独り遺されるメイヒョンの心情は
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マエストロ:その音楽と愛と(2023年製作の映画)

3.9

老いると一つの自分ではいられない


レナードの妹がフェリシアを気遣った言葉
何故か妙に沁みてきて「Shout」で泣いたわ

Shout, shout, let it all out
These ar
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