うめさんの映画レビュー・感想・評価

うめ

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12日の殺人(2022年製作の映画)

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事件に取り憑かれていく様はいたたまれなく、ラスト、主人公がロードに出る事でほんの少し光のある方へ舵がきられるのが救いだった。

貴公子(2023年製作の映画)

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パク・フンジョンは『新しき世界』はもちろん脚本を担当していた『悪魔を見た』がめちゃめちゃ好きなので、新作と聞いたら観ないわけにはいきません。
“プロ”のアクションとバイオレンス、そしてほっこりして終る
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ゴーストバスターズ/フローズン・サマー(2024年製作の映画)

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夏に公開なのかと思ってたらもうやってた…。
ちょっと取ってつけたようなオリジナルファンへのサービスが鼻につくようなつかないような感もあるけど楽しく観ました。

そろそろマルチバースでポール・フィグ版と
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アイアンクロー(2023年製作の映画)

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アイアンクローと言えば中学生くらいの頃だろうか…よく男子や生活指導の先生にかけられた技でした。痛かった…

下手なホラーよりずっとおそろしい毒親の呪い。あの世のシーンがあたたかみあって救われる。プロレ
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オーメン:ザ・ファースト(2024年製作の映画)

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いいじゃないか。
旧作に綺麗に繋がっているし、多少(いや、母親がヒトなのは大きいか…)変更されているけれど悪くない。
旧作を思い起こさせる演出もあるし、程よく気持ち悪くて善き。

オッペンハイマー(2023年製作の映画)

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凄かった…
1950年代の2つの『裁判』(聴聞会と公聴会なので実際は裁判ではない)を軸に時間軸を行ったり来たりするもののそれぞれがカラーとモノクロに分けて語られるのでわかりやすい。長尺の上映時間を感じ
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落下の解剖学(2023年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

めちゃめちゃ面白かった。法廷モノで人間ドラマで犬がスゴい映画。(スヌープ役のメッシさん最高)

「真実なんてどうでもいい。人からどう見えるかが問題なんだ。」というようなセリフがあったかと思うのだが、こ
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ペナルティループ(2024年製作の映画)

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前作も星新一ぽくて好きだった。今作もただのタイムループではなくやはり星新一みがある。

ファースト・カウ(2019年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

お昼ご飯をたらふく食べたあとの鑑賞でやや眠くなりつつも、堪能。オープニングからエンディングの円環、しかもなんと優しく余韻の残る終わり方…。
“夢”の中にいられるふたりならばある意味ハッピーエンドだな、
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ゴールド・ボーイ(2023年製作の映画)

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原作本もドラマも知らず。
サクッとおもしろく見られた。原作からどのくらいはなれているのかわからないけれど、中国の東野圭吾とはなるほど納得。

岡田将生が演るこういうツメが甘い悪い奴、好き。
大人が皆そ
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デューン 砂の惑星PART2(2024年製作の映画)

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映像と音の素晴らしさ倍増。
途中眠くなりつつも話はサクサク進んでいく。
砂漠と宇宙船と音!音!!そして落ち着いて考えたらまぁまぁくだらないあれこれを役者たちの力で魅せてくれる。救世主バンザイのシーンは
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君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

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観るつもり無かったんですが、やっぱり観とかないと駄目なところに在るみたいなので遅ればせながら。
インターステラーやメッセージなどのSFを思い出しながら鳥よ鳥よ鳥たちよ…と歌いそうになりました。
とりあ
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DOGMAN ドッグマン(2023年製作の映画)

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キャラ盛りすぎでとんでもない事になってるし犬がかしこすぎるのでもはや音無しで観てたらコメディ。ホーム・アローンとか101匹わんちゃんとかそんな感じ。
ケイレブくんなのでとんでもキャラだけどなんか納得し
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ARGYLLE/アーガイル(2024年製作の映画)

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キングスマンが中2ならこちらは小6。
私はわりと笑わせてもらいました。途中やや寝落ちましたけれども。

ボーはおそれている(2023年製作の映画)

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アリ・アスターらしい母親の描き方。

ボウはおそれているけれど、なんやかんや言って結局はおそらく母親が思ったていたであろう巷でもちょくちょく耳にする喩え話「自分の愛に応えない息子は“子宮に戻してやる”
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PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

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同じ毎日のような日常の中の木漏れ日のような一瞬を大切に生きているひと。

とはいえ、特に好きにはなれなかった。掃除するトイレが彼を表すかのようなそもそも綺麗なトイレたちで、主人公平山も自ら選択して現状
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ネクスト・ゴール・ウィンズ(2023年製作の映画)

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実話ベース(ドキュメンタリー)をいいとこ取りにコメディ強めエンタメに振り切ったサクッと見られるスポーツムービー。
ちょっとコメディくどめだけど。

コヴェナント/約束の救出(2023年製作の映画)

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実話ベースなわけだけど、ガイ・リッチーなわけで、かなりエンタメ度高い。しかしわりと長い。
絆とか友情とかって言うよりとにかく約束。
初対面の時の二人のやり取りを描いて互いにどういう人間として印象づけら
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カラーパープル(2023年製作の映画)

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スピルバーグ版よりマイルドでありつつエンタメに昇華され、ウーピー・ゴールドバーグのカメオ出演もここでか!というところで、涙。
辛く厳しい人生なのに、最後にはあたたかい気持で生きる歓びを感じてしまう。
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ゴールデンカムイ(2024年製作の映画)

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原作コミックは少し読んで画が好きになれず放り出したタイプです。

主演だけでなく緩急の付け方とかがキングダムぽいな〜と思ったら脚本家が被ってるんですね。
雪中アクションとしてとても楽しめたし白石(矢本
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哀れなるものたち(2023年製作の映画)

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めちゃめちゃおもしろかった。
ヨルゴス・ランティモス監督とは相性がいい。フランケンシュタインかと思ったら大人のピノキオだった。
今年2本目にしてベストかも…。

コンクリート・ユートピア(2021年製作の映画)

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ちょっと、年明け早々極寒の中震災に見舞われた人々がリアルに在る中、しんどい設定の映画ではあった。
やや大味ではあるけれど、韓国映画らしくそれぞれのキャラクターの背景や俳優の力量もあいまって観られた。
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TALK TO ME/トーク・トゥ・ミー(2022年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

ドラッグに溺れるかのようにタイムリミット付き憑依チャレンジする若者たち。
面白いけど、終盤なぜ彼女がその選択をすることで親友の弟が助かることになるのかちょっと私理解できてません…
尺も程よくてポップコ
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ハンガー・ゲーム0(2023年製作の映画)

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戦いは地味だけど、一人の男が変わってゆく様がじっくりみられてなかなか面白かった。

ナポレオン(2023年製作の映画)

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ナポレオンは『フランス、陸軍、ジョセフィーヌ』で出来ている。

人間臭いナポレオンと戦闘シーンの圧倒的スペクタルな映像が素晴らしかった。

ウォンカとチョコレート工場のはじまり(2023年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

ビターなところもあるっちゃあるけど安心して観ていられる。
「チョコレートの秘密なんてものはなくて、分け合って食べる人があってこそ」て、「幸せは分かち合ってこそ」とそのまんまだなあ…正しいよなぁ…と思い
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⻤太郎誕生 ゲゲゲの謎(2023年製作の映画)

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アニメ映画ってめったに観ないのだけどなんとなく水木しげる気分だったので観に行ったらなかなか良かった。
最近観たゴジラと同じテーマが流れていて、かつ水木しげるをちゃんとリスペクトしつつ現代版になってる。
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正欲(2023年製作の映画)

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まさしく“正欲”だし、皆が自由な世界とは必ず見方(見る人)が変われば不快なものとなる。
そんな当たり前のことを比較的多くの人が先入観や価値観を脇において、自然に感じられるのではないか。
まず、原作とも
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ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

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“終戦”後のそれぞれの終わらない戦争とゴジラ。
破壊しまくる恐怖の存在ゴジラ。
ゴジラの細胞再生と戦後復興のスピードはどちらも脅威的。
そしてドラマパートはベタベタのべた。説明セリフが多いので想定外の
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キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン(2023年製作の映画)

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90分くらいの映画が好きな私にとって3時間半は長いんよ…。ところがまあ体感はそこまでではなく、歴史の闇を描きつつエンタメ。

デ・ニーロやレオ様をはじめ役者たちがみな芸達者なのは言うまでもなく、ラスト
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