mazdaさんの映画レビュー・感想・評価

mazda

mazda

クルエラ(2021年製作の映画)

4.6

101匹わんちゃんのヴィラン、クルエラ・ド・ビルの誕生秘話。
『ジョーカー』のようで、あれよりは明るく良い意味で軽いテンポ、『プラダを着た悪魔』のようであれよりは毒々しく刺激的。
コテコテの英国節、超
>>続きを読む

パーム・スプリングス(2020年製作の映画)

4.0

家の近くの映画館で上映されてたけど、uplink渋谷が今月でさよならということでuplinkおさめしてきた。都内のミニシアターでは1番行ったなあ。できれば2階のスクリーン2のリラックス椅子で最後は見た>>続きを読む

街の上で(2019年製作の映画)

3.8

元下北民にはとんでもなくエモエモで、卒アルを見てるような、昔の友達に会ったような映画だった。

正直作品として好きかと言われると、期待値をちょっとあげすぎた感が否めなくて気持ち的には3.6くらい。いま
>>続きを読む

メランコリア(2011年製作の映画)

3.8

これトリアーで唯一苦手な作品だったんだけど、久しぶりに見たら感じ方がすごく変わっていたので再レビュー。

地球にメランコリアという惑星が衝突するという危機に迫られた時の、鬱病の人間と正常(?)な人間の
>>続きを読む

マイネーム・イズ・ハーン(2010年製作の映画)

4.3

『My name is KHAN,I'm not a terrorist.』
911テロの後に起きたイスラム教差別。
インド映画は基本的にはずれがないのだがそんな中でも今作は初めて泣けたインド映画だっ
>>続きを読む

すばらしき世界(2021年製作の映画)

4.0

正義感の強い人というのは、圧倒的に生きにくい。まあいっか、という手の抜き方ができない。鬱病も真面目で几帳面な人ほどなりやすいというし、なんだか不公平にも思うけど、意思の強い人ほど生きていくのに実は苦労>>続きを読む

黒い雨(1989年製作の映画)

3.9

被爆者と家族のその後。
何においても、その場にいなかった人間というのは、どんなに心を痛めようと悲しもうと、それらは想像の痛みでしかない。
何本戦争の映画を見ようと、人からどれだけ話を聞いて学ぼうと、結
>>続きを読む

天国にちがいない(2019年製作の映画)

2.7

なかなかシュールで変な映画だった。
ある意味新しいブラックユーモア。
現代版チャップリンと言われてる方らしいけどこの笑いにはまれる枠というのは狭い気がする、

決して嫌いなタイプの映画ではない、ただチ
>>続きを読む

ルクス・エテルナ 永遠の光(2019年製作の映画)

3.9

疲れてる時に絶対見てはいけない映画を撮る監督といえばトリアーに並ぶくらい強烈な人。
映画の前に警告が出たけど、ポリゴンショックの数倍はある光の点滅に途中からスクリーンに何色が出ているのか、そこに人が映
>>続きを読む

ソウルフル・ワールド(2020年製作の映画)

4.3

生きるのに目的なんて必要ない、そんなことわかっていてもふとした時に誰もが自分が生きていることについて考えてしまったことがある気がする。
自分より優れた人と比較したり、自分のダメなところに嫌気がさしたり
>>続きを読む

朝が来る(2020年製作の映画)

4.6

生みの親と育ての親。
望んでも子供を授かれない人と、望んでいないのに子供を授かった人。

同じく永作博美が出てる育ての親と"本物の親"を描く『八日目の蝉』がものすごく苦手だ。片側目線でしか描かれないこ
>>続きを読む

スウィング・キッズ(2018年製作の映画)

4.9

韓国人×黒人。
戦争映画なのに音楽映画。
ここまで笑いと悲しみが同時に襲う映画を他に知らない。

まだ今年半年あるけど、2020(日本)公開映画のベストが出てしまった。私の中では間違いなく断トツ。
>>続きを読む

ベンジャミン・バトン 数奇な人生(2008年製作の映画)

4.5

老いた赤ん坊、赤ん坊のような老人のベンジャミンバトンの生涯。

映画にこんなにはまる前に見た映画は、今見ると感じ方が変わっていて、好きだと思ってたものも、こんなものかと思うことがあったりして、かなり好
>>続きを読む

女は女である(1961年製作の映画)

3.8

○後日ちゃんとレビュー

ペットのようなイタズラされても怒れないような究極の可愛さ。これはずるいな〜女も虜にする破壊的可愛さ。

口を使わずに本のタイトルの言葉で喧嘩するとこも、お腹にまくら入れて妊婦
>>続きを読む

8 1/2(1963年製作の映画)

2.7

○後日ちゃんとレビュー

どいつもこいつもずっと喋っててとにかくとにかく騒がしい。全員の口を縫いたくなる。そのくせ喋ってる内容に中身はなくストレスを感じさせ、さらにはコッテコテのバックミュージックで疲
>>続きを読む

オール・アバウト・マイ・マザー(1999年製作の映画)

2.5

出てくる人みんな強烈、どの女もみんな苦手。
トランスジェンダー、シングルマザー、レズビアン、エイズ感染者、などなど。
みんなそれぞれ選択した道があり、それぞれ抱えてる問題がある。それぞれ頑張ってたり苦
>>続きを読む

パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

4.1

○後日ちゃんとレビュー

相当有名になったけど絶対ネタバレ厳禁の映画。アジア映画が苦手な人でも手を出しやすい。
何度も展開するやばい話に目が釘付けになり、開いた口が塞がらないほど唖然とする。

何も考
>>続きを読む

母なる証明(2009年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

○後日ちゃんとレビュー

見てる私たちも、母自身も、イメージで全てを見ていた。それを表す息子と息子の友達の対比。
母にしろ息子にしろ、誰かを責めるにはあまりにも無責任で暴力的で、それでもしかたないと言
>>続きを読む

グエムル -漢江の怪物-(2006年製作の映画)

3.9

ポンジュノ監督の映画を見るのはこれで3本目。半分蛙で半分おたまじゃくしのような見た目に恐竜の要素を加えた凶暴な生き物の話。さらにこの生き物ウイルスを持っていて少しでも接触したものは感染するらしい。>>続きを読む

少女は自転車にのって(2012年製作の映画)

3.8

"自転車に乗ったら妊娠できないよ"

サウジアラビア初の女性監督の映画。
この映画ができた時女性のやる職業ではないという批判があったり、そもそも2013年だというのに娯楽規制でサウジには1つも映画館が
>>続きを読む

アーロと少年(2015年製作の映画)

3.9

○後日ちゃんとレビュー

後半にかけてとくに良かった、隕石がぶつからずに通り過ぎるのを草をむしゃむしゃしながら眺める冒頭の恐竜たちのシーン可愛い。

全体的に『ライオンキング』に似てたなあと思う。お父
>>続きを読む

ボクのスーパーチーム(2015年製作の映画)

3.3

○後日ちゃんとレビュー

ヒンドゥー教のうちに生まれた子はこうやって神を認識してくのか。
ディズニーが宗教に触れるのなんかすごいな。かなり斬新だった。

インナー・ワーキング(2016年製作の映画)

3.7

○後日ちゃんとレビュー

毎日同じような仕事で嫌になって目覚めちゃった人。『インサイドヘッド』っぽいこの絵のタッチ好き。仕事を嫌と感じたことがある人なら誰だって響くんじゃないかこれ。確実に大人向け。

ペット2(2019年製作の映画)

4.0

○後日ちゃんとレビュー

前作は『トイストーリー』のペットverな感じで面白かったけど、遊び心だけで特別なメッセージを感じなかった。今作はやや大人向けかも、よくできてる。前作より好き。
ちょっと『ボス
>>続きを読む

メアリー&マックス(2009年製作の映画)

4.5

オーストラリアに住む8歳の女の子とNYに住むアスペルガーをもつおじさんが顔も合わせず20年以上文通する物語をクレイアニメで描いた映画。
全てが実話というわけではないが、監督自身が実際にアスペルガーをも
>>続きを読む

西瓜(2005年製作の映画)

3.6

パッケージの雰囲気だけで判断してはいけない映画ランキング第1位(松田調べ)
あまりにも始まり方が唐突すぎるミュージカル映画ランキングでもたぶん1位(松田調べ)
公開年の台湾での興行収入ランキングも第一
>>続きを読む

12モンキーズ(1995年製作の映画)

3.9

意味がわかるとやばい話。
50億人がウイルスで死んだ1996年の未来から、ワクチンを作るために男が過去にタイムトラベルする。

現実世界にはこんな人いないから、目に見えるものだけ信じて何かが起きてから
>>続きを読む

さらば、愛の言葉よ(2014年製作の映画)

3.3

あまりにも芸術的すぎて話は1ミリも理解できなかったが、映像センスがとにかくすごくてかなり感覚を刺激される。これ3Dで上映してたんか、、めっちゃ見たかった。

フランス語がわからないから当然日本語字幕を
>>続きを読む

ウディ・アレンの誰でも知りたがっているくせにちょっと聞きにくいSEXのすべてについて教えましょう(1972年製作の映画)

3.8

ウディアレンの頭の中を覗いたような映画。今まで見たコメディで1番コメディだった気がする。

発想自体は子供の下ネタと変わりないかもしれないが、大人ががっつり金かけて本気でその発想を追求すれば、こういう
>>続きを読む

ジョーカー(2019年製作の映画)

4.7

○後日ちゃんとレビュー

心臓がバクバクして感情ぐわんぐわんになった。すごい映画を見たという感覚になる。
彼を否定しても肯定してもどのみち偽善と言えそうな映画。
アーサーからジョーカーは生まれたように
>>続きを読む

キング・オブ・コメディ(1983年製作の映画)

3.9

○後日ちゃんとレビュー

天才と馬鹿と危険は三権分立。(これは危険がやや強いけど)国民の位置にくるのが笑い。
最初馬鹿野郎だ!と軽く見てるとしだいに不安になり、最後にはそんなこと忘れてすげえ!面白い!
>>続きを読む

アバウト・タイム 愛おしい時間について(2013年製作の映画)

3.7

自分のこだわりも貫きたいけどどこかで妥協もしなければならない、めんどくささが人間関係を表してるような映画。

好きな人と結ばれるためにタイムトラベルするといえば『バタフライエフェクト』もそうだけど、こ
>>続きを読む

ノッティングヒルの恋人(1999年製作の映画)

4.0

○後日ちゃんとレビュー

アメリカの女優が一般人の僕と恋愛、、ってこんなかっこいい一般人おるかー!となるやつですね。
留学当時ハムステッドヒースから歩って5分のとこに住んでたから私にとってノッティング
>>続きを読む

パディントン 2(2017年製作の映画)

4.2

○後日ちゃんとレビュー
1作めより好き。
全力の『ブダペストホテル』感。こんな刑務所ならつかまってもいいな。
イギリスのダブルヒュー様はノッティングヒルか。
相変わらず伏線回収の仕方がおかしいけど(大
>>続きを読む

パディントン(2014年製作の映画)

4.0

○後日ちゃんとレビュー

テッドが好きじゃないから喋るクマに抵抗があったのだけど可愛さが全然違いますね。いろんな映画へのリスペクトでわさわさしてるけど私的にはチェリー通りとか傘で飛んだり、鳩に2ペンス
>>続きを読む

ライオット・クラブ(2014年製作の映画)

3.0

出てくる酒が不味そうな映画ランキング1位の映画。(松田調べ)
胸糞!胸糞!とかまえて見てたから良かったものの何も知らずに見たら普通の道徳心を持ってる人であれば心ズタズタにされる。
これは一種のコメディ
>>続きを読む

>|