透明感を持ちながらも、どこかに泥団子のような何かを隠し持つ、少年のような登場人物たち。家庭環境や年齢はすでに免罪符にはならない。それは監督の作品『パラノイドパーク』や『エレファント』とも通じるものが
前にも一度観たはずなんだけど内容はすっかり忘れ、、 機会があればもう一度観たいぞーっと自分の中ではおもしろ作品に指定していた本作。30年近く前の古い作品ではあるものの、21世紀の今でも充分楽しめる。た>>続きを読む
今までもリンチ作品は紹介してきたが、何故これがまだだったのか・・・ 久しぶりに観て分かった気がした(-.-) 過去のリンチ作品の集大成と言いましょうか、ローラ・ダーンを中心に各役者さんの持ち味を活かし>>続きを読む
ジーナ・ガーション好きもあって楽しみにしていた「未体験ゾーンの映画たち」作品。彼女が主役なら絶対、悪女に違いないさ、って予想していたけれど、期待を裏切らない、ある意味そのまんまのお話だった。ちょっとあ>>続きを読む
スコセッシ、ミステリー、ディカプリオ。どれか一つでも好きなら必ず食いつく作品。それも良質サスペンス。その上、ラストの解釈はいくつもあって、すっきりしない系でまとめられ映画好きを唸らせる。登場人物はどの>>続きを読む
なんでしょう?この絶大なる吸引力(理由は分かってるんですけどね(-.-)。B級と知っていても観ずにいられない哀しい性・・・ 観終わった後、下を向いて石を蹴ることになることも多い中、コレは違っていた。マ>>続きを読む
ごく普通の若いカップルが、古いアパートに閉じ込められ地上げ屋の男たちに追いかけ回されエライ目に遭うお話。それだけと言えばそれだけなんだけど、新しい殺人鬼登場!のおかげなのか最後まで飽きずに観ることが。
狂人か、聖人か ― 紙一重の状況が狭い船内に巻き起こるSFスリラー。生き残るために必要なのはチームワークであることが証明される。そして人を食べないことね(-.-)
人工的な閉塞感で囲まれた戦いの終わり>>続きを読む
ある意味、ホラーの定番ともなりつつある「インシディアス」シリーズ。というより、リー・ワネル&ジェームズ・ワンのコンビシリーズ。原題はChapter3となっているものの、内容は邦題の通り「序章」ともいう>>続きを読む
密かに楽しみにしていた本作。前作『マン・オブ・スティール』もかなり待たされたものだったが、、、。待った甲斐があった。ストーリーは所々?な部分もあったけど、ザック・スナイダー的ひらめく“マント”を見るこ>>続きを読む
時間が合わなくて映画館で見損ねた作品。母親と双子の少年たちの静かでありながら鬼気迫る表情に釘付けになる、サイコスリラー作品。今回の未体験の中で一番好きかも
フレンチホラーにしては若干ユルくて、ご都合主義。とても信じられない・・・(´д`)みたいな展開はなく、それより何より、白魔神とかいう人の「白魔神」さが全く見受けられない(-.-) 別にあなた、ほとんど>>続きを読む
初めて会った祖父母に、いったいどんな秘密が!?
「シャラマンの帰還」みたいに言われていたからとっても楽しみにしていた本作。・・・ぅーーん・・・ ほんとに戻ってきたかは微妙。『サイン』も『ハプニング』も>>続きを読む
その砂漠は一人の青年の支配下にあった ―
ネイティブの血を引く何も持たない青年と、週末旅行でこの砂漠に足止めをくらった落ち目のハリウッド俳優夫婦。この時点で支配する者と支配される者は既に決まっていたの>>続きを読む
全編、派手でどんちゃん騒ぎな歌舞伎ミュージカル・アニメ風純愛作品。山田孝之氏がいろんな男に扮して、これでもか!と大騒ぎしながら観る者に語りかける。
「漢よ、愛には貪欲、かつ一途であれ」
食人映画の金字塔『食人族』をモチーフに製作された21世紀版カニバリズム・ホラー。“地獄”と付くタイトルが示すとおり、熱帯雨林と一体化した食人族がエセ環境活動家の学生たちを地獄の果てまで追ってくる。その>>続きを読む
息子を殺された男の復讐物語― そんな単純な作品ではございません。父親にとっては生死をかけた決意だが、広がる圧倒的な大自然の中では些細な事でしかなく、弱肉強食世界の中では自然淘汰の一つにすぎない。
自>>続きを読む
この作品の主題は、「蘇った恋人」でもなく、「悲しみからの再生」でもないっ!ましてや「人生は続く」でもなくて、実は【ダーク】なんです(-.-)
【ダーク】って何かなー?よく観ていると最初から最後まで出て>>続きを読む
マックスやフュリオサたちがイモータン・ジョー軍団と戦っている同じ世界のどこか違う場所で、吸血ゾンビウィルスが誕生。そのため大量発生したゾンビと戦う、ごく少数の人間たちがいた・・・みたい(-ω-)
予>>続きを読む
ライアン・ゴズリングがリンチ監督『マルホランド・ドライブ』のように撮ったという作品です。もうここで好き嫌いやアレルギーが出てくる方もおられるかと思いますが、リンチ的であるだけでなく、これに明確なレフン>>続きを読む
これも『ABC・オブ・デス2』と同じホラー秘宝まつりで上映された一作。8作品が入っているオムニバスでメキシコ版『V/H/S シンドローム』といったところ。舞台がメキシコだけあって、土っぽくて埃っぽくて>>続きを読む
久し振りな感じのするSFホラー。基地のある惑星で一番遠い星インフィニに派遣された捜索チーム。電源の再起動により氷点下70度の室温がどんどん上がる。それと共に目覚め、再び動き出したモノとは・・・?
内容>>続きを読む
『ハイテンション(2003)』でフランス産ホラーにどぎもを抜かれ、『屋敷女(2007)』でそのえげつなさに魅了された管理人が次に観たのが本作『マーターズ』だった(今回は2回目)。
3作品に共通するのは>>続きを読む
「未体験ゾーンの映画たち」行ってきました。もちろん選んだ作品はこれ、ハリウッド版『マーターズ』。どうだったかって?・・・・・ウン、聞いてくれるな(-ω-)
本家フランス版の感想を書いた時には、簡単に>>続きを読む
時たま、エラい物を引き当ててしまうのが内容を調べずに観る映画作品の面白いところ。これもきっとよくある系の、それでも自分には混乱するだろう的なパラドックス(矛盾)ホラーだと思ってた。ところがどっこい、本>>続きを読む
クリストファー・ウォーケンにウィレム・デフォー!?これは面白いヘンなやつに違いない(・∀・)・・・と思ったのも束の間、あれ?あれ・・?今から?ここから?と観ている間に終わっちゃった。
筋の運びは彼らの>>続きを読む
1990年代のフランスで実際に起きた残虐な連続殺人。DNA捜査の重要性を位置づけることになったこの犯罪に挑んだプロフェッショナルな刑事達と、ある意味プロフェッショナルなレイプ殺人鬼との対決を描いている>>続きを読む
「血液の中の愛が僕を生かし、憎悪が僕を破壊する」― ただの生き血というだけではなくて、その成分(持ち主の感情)までもを選んで飲まなくちゃ生きられない美男子ジュード・ロウ。この作品は吸血鬼モノって記憶し>>続きを読む
もっと刹那的で衝動的な復讐かと思って観始めたけど、ちょっと違ってた。特に後半は、主人公の目的が達せられたにも関わらず、違う方向に進んでいってしまったように思える。これじゃ、あんまり同情出来ない・・・
この映画の怖いところは、ついこないだまでただのこそ泥だった男がパパラッチ業に目覚め、開眼し、業界で上り詰めていくところ。故にこれは誰でもこっそり持っている“週刊誌的怖い物見たさ”を具現化し、人の形にし>>続きを読む
製作総指揮がイライジャ・ウッド吸血少女ものホラー。といってもソコが押しの作品ではなく、若者を抑圧する奇妙な世界からの逃避行が主題。(はっきり言うと)ちょっと眠たくもあるけれど、独特の雰囲気と世界観は嫌>>続きを読む
ラストに「アレス計画について詳しくは→・・・」なんて出たものだから、「え?実話?」と一瞬驚いたものの原作があって小説「火星の人」の映画化。そうだよねー、火星の話だもの。でもそれほど話はリアルでうまく進>>続きを読む
事前調べをしないまま、きっと風変わり、きっとグロい、きっと面白い、と楽しみにしていた本作。ほぼ期待通りで、妙な親父が人に非ずな若者をいたぶり続ける。他にもヘンな登場人物がいっぱい。けれどもあの『ムカデ>>続きを読む
デル・トロさんの映画は映画館で観るよー! ってことで今年初の劇場鑑賞はこれ。いかにもゴシックが似合う人達が完璧なゴシック・ホラーを演じてます(・∀・) 誰が幽霊であっても驚かない風貌な人々が出演する中>>続きを読む
『スター・ウォーズ』はその名の通り“宇宙戦争史”みたいな物語だけど、根底に流れるのは「人としての生き方」とそれを支える「家族のあり方」のお話でもある(世の中にある大概のストーリーはこれなのかも)。
今>>続きを読む
最近、こういうカタカナを使わない日本語邦題な作品が時々ありますね。珍しいのか目を惹くんだけど失敗も多かったり..(例えば「呪い襲い殺す」とか・・・) ところがコレは久々のアタリ作品。生産地はカナダ。内>>続きを読む