クーンさんの映画レビュー・感想・評価

クーン

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沈黙ーサイレンスー(2015年製作の映画)

3.3

うーん...原作を読んでから見ると、2時間半の映画に収めるために大分、枝葉末節を省いて大味になってしまった感...

何点か特に気になった感あり
・窪塚キチジローはもっと情けなく、卑屈な感じが良かった
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ステージ・マザー(2020年製作の映画)

3.2

息子のバーを引き継いだ母メイベリンがバーを盛り上げていくという話だけど、ちょっとあっさり何でも解決しすぎな感があって物足りなさはあるかも?

とはいえ話は面白かったかな

少女バーディ ~大人への階段~(2022年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

Amazonプライム

言い方が悪いですが、バーディのクソガキ感が面白かったです。これは父親も苦労するわと思いつつも、父親のロロ卿が連れてくる男達も中々イマイチな面子が多数なので嫌がっても仕方ないです
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ラストナイト・イン・ソーホー(2021年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

普通にオシャレ映画かと思って見始めたら、サスペンス調になってきて驚いた 笑
最後は「そっちかー!」って感じで裏切られたのが良かった。

主人公はジョンを大切にしてあげてほしい。いいやつすぎる。。。

ウインド・リバー(2017年製作の映画)

3.9

ネイティブ・アメリカンの居留地が舞台の珍しい映画

流浪の月(2022年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

広瀬すずさん熱演ですね。天真爛漫な女性を演じるイメージがありましたが、静かな演技も心情高ぶる場面も良かったです。

文はロリコンなのではなく、第二次性徴が訪れない=「大人になれない」、「誰とも繋がれな
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ノマドランド(2020年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

日本人には分からないアメリカの原点

かつては教員を務めていたこともあり、学がないわけではないファーンが家も職も失うという人生の凋落を描く映画なのかと見始めの段階では思っていました。
なので、ノマドの
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星の子(2020年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

ちひろはちょっと変わったところもあるけれども、普通の女の子。
自分の家の宗教に対して懐疑的になりつつも、両親への愛情からなのか、刷り込みに近いものからか、完全には否定出来ないでいる。

星の水を公園の
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先生、私の隣に座っていただけませんか?(2021年製作の映画)

2.8

このレビューはネタバレを含みます

正直、展開は読めてきちゃうかな。
しかも、現実と漫画が錯綜しすぎて中だるみしてるような....伏線回収のために登場人物たちの行動が不自然になっているような...

佐和子の編集者や夫に対する心の動きが
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パーム・スプリングス(2020年製作の映画)

3.5

なかなか楽しめた

ループものということで、よくある題材と言えばそうなんだけど、エンタメ性高くて楽しめる。

パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

4.0

アカデミー賞を取るくらいだからどんな映画かと思いきや、エンタメ性もありつつ、色んな悲哀も有って...でも全体のまとまりは良いという、とても面白い映画だった。

すごいですね。

後妻業の女(2016年製作の映画)

3.4

面白い映画だけど、ほぼトヨエツと大竹しのぶのお陰のような気が....
個人的には、この2人なくしてはイマイチな映画にもなっていたように思う。

そもそも原作の内容からして面白いから、映画化して面白くな
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プロミシング・ヤング・ウーマン(2020年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

この最後は予想が付かなかった。

最初はこんなに重いテーマの映画とは思わなかった。若い女性の殺人鬼的な偶にある題材の映画と思いきや。

主人公の女性らしい服装は、この映画の意味は単なる男性否定、女性否
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Swallow/スワロウ(2019年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

見ていて痛い。

自分は周囲から見て恵まれた立場に居ることは理解しているんだけど、にも関わらず幸せだと思えない、自分がここに居ていいと思えない感じ。
決して表立ってはしてこないが、周囲から軽視されてい
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あの頃。(2021年製作の映画)

4.2

懐かしいモラトリアムの匂いを思い出させるような、ジンとした気持ちにさせられる映画。
「あの頃が一番楽しかった」という意味の「あの頃」なのかと思いきや、今が一番楽しいけど懐かしく思い出す「あの頃」なんで
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愛がなんだ(2018年製作の映画)

3.0

同じ監督の「あの頃」が非常に良かったので、評判の良いこちらも鑑賞。
しかし全く共感できず。。。
テル子とマモルにはドン引きしてしまって、なんじゃこりゃという感じ。

でも刺さる人には刺さるのも分からな
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散歩する侵略者(2017年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

SF作品として見ると辻褄が合わなかったり、ツッコミどころがあると思われる方も居るのかなと。
この作品はSFというフォーマットを借りた哲学的なテーマが主題のように思います。
人間とは何か、というような。
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窮鼠はチーズの夢を見る(2020年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

成田凌圧巻です。大袈裟じゃないのに内側から心情が滲み出てくるかのような演技ですね。
大倉くんは主人公の身勝手さ、受け身さを表現するための淡白な演技だったのかな。なんか今ヶ瀬が主人公を好きになる説得力が
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朝が来る(2020年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

ひかりちゃんや養子縁組するご夫婦の気持ちが痛いほど伝わってきて涙が止まらなかった。
中学生ながらしっかりお母さんになっていたひかりちゃんがどれほど辛い思いで赤ちゃんと別れたのか結局周りのひとたちにはま
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シンプル・フェイバー(2018年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

最後まで予測不能な映画で想像以上に楽しめた。筋書きは陳腐と言えば陳腐だけれども、素朴なステファニー&ミステリアスなエミリーのキャラクターに助けられた感じ。
最初は「ステファニーがお人好し過ぎてステファ
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万引き家族(2018年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

なんか何が正しくて何が間違っているのか考えさせられる映画。

事情聴取のとき、なぜ子供に万引きさせたのかという問いに対して「自分はこれしか出来ないから」と答えたところで何とも言えない気持ちになった。治
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それでも夜は明ける(2013年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

南北戦争前のお話なんですね。

人間てここまで残酷になれるものなのかと絶句する場面が多々ありました。自分達と同じ姿をしていて、同じ言葉を話しているのに「家畜」、「所有物」と呼称するなんて、現代では考え
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彼女がその名を知らない鳥たち(2017年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

陣治の十和子の関係性に最初は春琴抄を思い起こして、とんでもないマゾヒストなのかコイツは...と思ったけど、それとはまた違うね。

超個人的考えだけど、陣治って生育環境が超悪そうだよね...。十和子に対
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ワンダー 君は太陽(2017年製作の映画)

3.1

出てくる人物ほぼ全員良い人という超安心して見れる映画ですね。
オギーのお姉ちゃんもお姉ちゃんの友達も、みんな何でこんなに良い子なの?!っていうくらい。

起伏はありませんが、ほっこりできる映画です。心
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下妻物語(2004年製作の映画)

3.4

結局一番ロックなのは桃子なんだなー
イチゴは何だかんだ周囲の人間のことを気にしてますからね。

土屋アンナと深キョン始め、キャストが見事に全員ハマり役。篠原涼子もデキる女役より、こういうアホな女役のが
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テッド・バンディ(2019年製作の映画)

3.3

この映画のタイトル「テッドバンディ」にしたの失敗でしょ。だってこれテーマはテッド・バンディ本人じゃなくて、あくまで「"恋人から見た"テッドバンディ」だからね。

最悪のシリアルキラー、テッドバンディが
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この世界の片隅に(2016年製作の映画)

3.6

こうの史代の原作が素晴らしいからなぁ、この作品は。それに助けられてる感はある。

のんは若干棒読み感ありますが(アニメ映画に俳優が出るとよくある現象だけど)、不思議とそれが心地いい。

原作の良さを殺
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コクリコ坂から(2011年製作の映画)

3.1

「宮崎吾朗もパパと同じく、こういうタイプの女が好きなのかぁ...」と思いきや、脚本は宮崎駿なんですね 。納得!笑
だって、この主人公、ほぼ完全にトトロのさつきちゃんとか、コナンのラナと同じ系譜ですもん
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ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅(2016年製作の映画)

3.7

いや〜、the エンターテインメント!!って感じですね。なんていうか、バックトゥーザ・フューチャーを思い出すような飽きさせなさ。
正統派大衆映画です!

風と共に去りぬ(1939年製作の映画)

4.2

スカーレットの性格、わたしは好きです。自分勝手なわけじゃないんですよね、意外と。なんだかんだ産後弱ったメラニーを見捨てたりもしないし。あんまり周りが見えてなくて、他人に興味なくて、世間の慣習を守る気が>>続きを読む

海街diary(2015年製作の映画)

3.8

美しい映画ですね。四季折々が綺麗に描かれている感じ。菅野よう子のサウンドも雰囲気とマッチしていて最高です。

あとは長澤まさみが可愛い!

鍵泥棒のメソッド(2012年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

あまり期待せずに見たのですが、シンプルに面白いですね〜。色々仕掛けがあって。

香苗が結婚相手の条件として「健康で努力家の方であれば」と言ってましたが、まさかコンドウに当てはまるとは。

コンドウと香
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ビューティフル・マインド(2001年製作の映画)

4.2

これでアカデミー賞の主演男優賞取れないのか。取れなきゃおかしい位の演技だけど。

ラッセル・クロウの変人の天才の演技が凄すぎる。真面目で天才的頭脳の持ち主だけど、挙動不審な感じ。晩年の寛解したナッシュ
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屋根の上のバイオリン弾き(1971年製作の映画)

3.7

最近の華やかなミュージカル映画とは違いますね。画面は終始茶色いというか暗い感じ。
なのにテヴィエ役の俳優さんに引き込まれる。華やかさで誤魔化されない分、曲の良さもありますが、俳優の力が凄いんだと思いま
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