shingoさんの映画レビュー・感想・評価

shingo

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1987年生まれ。3点以上は名作。4点以上は全人類にお薦めしたい名作。スコアを後で書き変えることが多いですがそこはご容赦ください。

映画(51)
ドラマ(0)

時をかける少女(2006年製作の映画)

3.0

これまで何度も映像化されてる作品だがどのバージョンも観たことなくて今日WOWOWで初鑑賞(何故か「シナリオ・時をかける少女」という筒井康隆によるセルフパロディ作品だけは読んだ。酷い作品だった。)。>>続きを読む

テナント/恐怖を借りた男(1976年製作の映画)

3.4

ホラーとコメディは表裏一体という言葉を完璧に体現させたような作品。というかロマン・ポランスキーの被害妄想スイッチが入ってからの演技はぶっ飛び過ぎ。本人も演じてて楽しそう。

新しく引っ越したアパートで
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パルプ・フィクション(1994年製作の映画)

4.3

頭の中を空っぽにしても楽しめる作品を観たくなったのと、タランティーノ作品をこれまで観たことがないという信じられない事実に気付き鑑賞。ディック・デイルの音楽のイメージしかなくて殆ど予備知識無しで観たけど>>続きを読む

万引き家族(2018年製作の映画)

2.3

色んな意味でしんどかった。是枝監督が構想に10年近くかけたというだけあってそのテーマは濃密。だが答えは出さず問題提起だけして後は観た人に委ねる。それ自体は何も悪いことではないが、このあからさまに考えさ>>続きを読む

海街diary(2015年製作の映画)

-

数年ぶりにWOWOWで再鑑賞。当時は原作のファンとして観るに耐えられない要素が多すぎて30分ほどでリタイア。なので今回は原作と完全に切り離し是枝監督のオリジナル作品と頭の中で変換して鑑賞。と思ったがそ>>続きを読む

足跡はかき消して(2018年製作の映画)

3.6

「ウィンターズ・ボーン」の監督デブラ・グラニクによるもう一つの「荒野にて」。

トーマサイン・マッケンジー演じる10代の少女トムとベン・フォスター演じるPTSDを病む元兵士の父親との絆を切なく描いたロ
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荒野にて(2017年製作の映画)

4.0

少年と荒野と馬。これらの要素が揃った時点で名作の予感しかしない。そしてその根拠の無い予感は見事に的中してた。

本作の内容を簡単に説明すると一人の孤独な少年チャーリーが様々な試練を乗り越えていく姿を描
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七人の侍(1954年製作の映画)

4.5

3日連続で黒澤明の有名作を観てみたがやはり本作が群を抜いて凄すぎた。

百姓や農村のその時代にタイムスリップしたかのようなリアルな描写、ただのチャンバラで終わらないあらゆる戦術を駆使した戦闘シーン、主
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椿三十郎(1962年製作の映画)

4.1

とにかく無駄なシーンが一切無い。冒頭の若侍達の話し合いと途中で割って入る三十郎の名推理だけで物語の大枠と登場人物達の関係性がほぼ全て把握出来てしまう。

展開もシンプルで毎回お約束のようにヘマをする9
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姿三四郎(1943年製作の映画)

3.9

世間はエンドゲームで盛り上がってる中、なぜか黒澤明の初監督作品を初鑑賞。そしてその完成度の高さに脱帽。

近年の映画と比べるとカメラの動きが少なく感じるが、その分人物がよく動く。黒澤作品の最大の特徴は
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セッション(2014年製作の映画)

1.0

どうもこの監督とは相性が悪いらしい。あまりの酷さにフレッチャー先生ばりに罵詈雑言しか出てきそうにない。

自己顕示欲の塊の生徒と頭のイカれたスパルタ教師によるやり取りは不快感しか感じないし、血まみれで
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魂のゆくえ(2017年製作の映画)

3.8

温暖化による環境問題や企業と癒着したメガチャーチなど社会や政治的側面が強く、そこに宗教的な側面とイーサン・ホーク演じるトラー牧師の葛藤とを交え描き、様々な要素が詰まったまさにポール・シュレイダーの集大>>続きを読む

キング・オブ・コメディ(1983年製作の映画)

4.4

スコセッシ=デニーロ作品で最も狂気に溢れ痛々しく切ない作品。

本作は「タクシードライバー」で描こうとしたテーマをより万人に向けて描いたような内容となっている。重度の妄想癖にとらわれ現実を全く直視出来
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レディ・プレイヤー1(2018年製作の映画)

2.4

本作を鑑賞してあらためてスピルバーグの偉大さを痛感すると同時に複雑な心境にもなった。

社会的、政治的な要素は決して表面に出さず、徹底して娯楽映画に拘った本作。その映像面のクオリティの高さは「スピルバ
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ファーゴ(1996年製作の映画)

4.6

アメリカでホラ話の象徴とされている不気味なポール・バニヤンの像がこの作品の全てを物語っている。冒頭の嘘テロップ、タイトルの「ファーゴ」(作中の舞台とは殆ど関係ない)、狂言誘拐その他諸々。登場人物もとに>>続きを読む

パリ、テキサス(1984年製作の映画)

3.9

もはやロードムービーの代名詞となっているヴィム・ヴェンダースの代表作を初鑑賞。

冒頭の美しい荒野のショットとライ・クーダーの哀愁漂う音楽。そしてこの荒野を独りただ彷徨う男。このシーンが本作の魅力を全
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ラ・ラ・ランド(2016年製作の映画)

2.5

その評価の高さから期待値が高すぎたのか微妙だった。ミュージカルシーンでの40〜60年代の古典映画のオマージュや演出には監督の映画愛は感じるものの、とにかく脚本の粗さが目立った。

一番納得出来なかった
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チャイルド・オブ・ゴッド(2013年製作の映画)

3.2

天涯孤独の身で世間からも疎まれ、殺人や屍姦に手を染めていくレスター・バラードという狂人をひたすら描いた、どう考えても万人受けすることはないコーマック・マッカーシーの小説を映画化しようと考えた監督にまず>>続きを読む

ファンタスティック Mr.FOX(2009年製作の映画)

4.7

ウェスアンダーソンのアニメーション作品で好きなのは犬ヶ島より断然本作。数年ぶりに観たがアニメーションだからこそ可能な動きを最大限に活かして作られた本作のインパクトは強烈だった。

シンメトリーな構図と
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ジギー・スターダスト(1973年製作の映画)

2.0

今週末が日本最後の上映とのことで観に行きました。デヴィッドボウイの73年のロンドンでのライブを撮ったドキュメンタリー映画。

デヴィッドボウイの作品は84年の「Tonight」まではほぼ網羅しているの
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ファウンダー ハンバーガー帝国のヒミツ(2016年製作の映画)

2.8

世界最大のチェーン店であるマクドナルドの誕生秘話というよりは競争社会の闇に焦点を当てた作品。映画としては正直無難で可もなく不可もなくといった印象だが内容自体はかなり興味深かった。

単純なサクセススト
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ゲット・アウト(2017年製作の映画)

3.6

初監督作品とは思えないほど人種差別問題を上手くサスペンスホラーとして昇華させた作品。

特に良かったシーンは唯一の黒人の招待者であるローガンがクリスに対して「出て行け!」と叫ぶシーン。同じ黒人に「出て
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スリー・ビルボード(2017年製作の映画)

4.6

とにかく脚本が良すぎた。重いテーマを描きながらも要所にスタントシーンを織り交ぜてるからダレることもないし、予測不能な展開も見事。何より人間の心情の変化の描き方が上手すぎる。

「怒りは怒りを来す」とい
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ライフ・アクアティック(2005年製作の映画)

3.7

ファンタスティックMr.FOXより以前のウェスアンダーソン作品を観るのは初めてだったが、どこを切り取ってもウェスアンダーソン節満開で面白かった。

シンメトリーな構図に水平、垂直に動くカメラ、おとぎ話
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犬ヶ島(2018年製作の映画)

4.3

本作はウェスアンダーソンによる二作目のストップモーションアニメ。前作「ファンタスティックMr.FOX」とは違い、主役は擬人化した二足歩行の動物ではなく普通(?)の犬である。造形も動きも実際の犬そのもの>>続きを読む

ノーザン・ソウル(2014年製作の映画)

4.0

ずっと観たかった本作を近所のミニシアターでようやく鑑賞。

結論から言うと決して歴史的な大傑作!という映画ではない。冴えない主人公ジョンがのちのパートナーになるマットとノーザンソウルというレイヴカルチ
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捜索者(1956年製作の映画)

5.0

冒頭の家の中から雄大なモニュメントバレーに流れていくカットに始まりどのカットを切り取ってもジャケットに出来るぐらい芸術性が高く、ロングショットからバストショットまで使い分けた終盤のコマンチ族との決闘の>>続きを読む

ラプラスの魔女(2018年製作の映画)

1.1

大半を会話シーンが占めているのにその会話シーンが致命的につまらない。喋ってる人物以外常に棒立ち。背景も全く動きがない。カメラワークも適当。そんなシーンが延々続く。映画というフォーマットを活かせていない>>続きを読む

リバーズ・エッジ(2018年製作の映画)

2.0

映画として、特に面白い要素が見当たらないというのが正直な感想。

自分の理解力が無いだけかもしれないが、途中で入るインタビュー形式のシーンは結局何を表現したかったのか最後まで謎だった。原作を再現したの
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15時17分、パリ行き(2018年製作の映画)

4.8

自分が今まで観てきた中で最も異質な映画だった。

実際に事件に遭った本人達を起用したというのも勿論だが、その本人達に演技をさせたのではなく、ただ事実を再現させただけというのが斬新過ぎる。

それはつま
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ノーカントリー(2007年製作の映画)

4.2

この作品を観るのは3回目だがやはり何度観ても最高でした。そもそもコーマックマッカーシーの原作を、クライム映画を撮らしたら右に出るものはいないコーエン兄弟が映画化したのだから面白くないわけがない。

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ロッキー(1976年製作の映画)

3.1

この超有名作を今日初めて観たが、ボクシング映画というよりスタローンの自伝的映画といった印象。トレーナーのミッキーの全盛期の写真を見せられたときのロッキーが「俺に全盛期なんか無かった」と怒鳴りつけるシー>>続きを読む

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