TAMAKIさんの映画レビュー・感想・評価

TAMAKI

TAMAKI

デューン 砂の惑星PART2(2024年製作の映画)

4.1

ドルビーシネマで観たのは大正解だった!
音の臨場感がすさまじく、サンドワームが出現する度に、椅子が揺れるほどの地響きが鳴る。

砂の惑星での闘いの迫力もさることながら、フェイド=ラウサ・ハルコンネンの
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この子は邪悪(2022年製作の映画)

2.7

このレビューはネタバレを含みます

ずっとリアルなヒトコワ系と思って観ていたから、途中から意味がわからなくなって頭の中がわりとハテナだったけど、後半が割とファンタジー設定なのを見終わってから理解した。もはや黒魔術やないか。

前半は不気
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博士の異常な愛情 または私は如何にして心配するのを止めて水爆を愛するようになったか(1964年製作の映画)

3.0

あまりにブラックすぎて笑うに笑えない。

ラストの、平和なバラードに合わせて水爆シーンが次々と映る演出に心臓がギュッとなった。

ストレンジラブ博士とマンドレイク大佐と大統領が同じ役者さんなのをエンド
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哀れなるものたち(2023年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

ヒエロニムス・ボスの絵画みたいな、奇妙奇天烈な世界観に一気に引き込まれた!

ヨルゴス・ランティモス作品の中でも1番好きかもしれない。
確かにヘンテコな映画ではあるけれど、ストーリーは全然難解じゃなく
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ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

ゴジラが街で暴れるシーンや、戦闘シーン、背鰭が光り、熱線を放つシーンなどは迫力満点で見応えがあった。

ストーリーは陳腐すぎて、展開が読めてしまうのが残念。「…やったか?!」はフラグ立ちすぎてるのでや
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メドゥーサ デラックス(2022年製作の映画)

2.8

このレビューはネタバレを含みます

あらすじ的には、特段面白さはない。

が、メドゥーサの如く、絡みつくような長回しショットや、不穏な映像演出は気に入った。
とくに、モデルさん(名前を忘れた…)の髪が燃えるシーンは恐ろしい。

内容はほ
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(2023年製作の映画)

2.6

このレビューはネタバレを含みます

人間は皆、心に醜さを抱えている。

それをなんとか心の奥底に隠しながら、騙し騙し生きている。

さとくんは、それができなかった。潔いほどに正直だった。

終盤、さとくんが投げかける問いに、答えられない
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マシュー・ボーン IN CINEMA/眠れる森の美女(2023年製作の映画)

3.5

ゴシックで妖艶、そして豪華絢爛。
舞台美術、衣装、どれを取っても美しい。

マシュー・ボーンの振り付けはかなりクセがあるが、ダンサーたちは皆それを完全に自分のものにしており、奇妙な動きでさえ格好良く見
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名探偵ポアロ:ベネチアの亡霊(2023年製作の映画)

4.0

ゴシックホラーな雰囲気はすごく良かった。ハロウィンのベネチアに行ってみたくなった!

ストーリーも面白く、飽きがこない。(原作未読)

ただ一つ文句を言うならば、ジャンプスケアが多すぎる!
ホラーは好
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スイート・マイホーム(2023年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

とても好みな人怖系ホラーだった。
ジャンプスケアに頼らずじわじわ恐怖を与えてくる感じがとてもよい。

ラストの、怯えと絶望が混じった賢二の表情が素晴らしい。
目を潰された赤ん坊のユキが、ギャン泣きする
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オオカミの家(2018年製作の映画)

3.1

このレビューはネタバレを含みます

表現方法に度肝を抜かれた。一瞬たりとも同じ構図がない。
表現はかなり抽象的なのに、今状況がどうなっているのかが理解できるのがすごいと思った。
ただ、悪夢のようなシーンが延々と続くので、もう少し全体の尺
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バービー(2023年製作の映画)

2.8

このレビューはネタバレを含みます

「モジョ・道場・カーサ・ハウス」や「もう充分やケン(I am Kenough)」などの言葉遊びが楽しかった。

ケンが終始おバカで可哀想で可愛い。

概ね面白かったけど、冒頭の2001年宇宙の旅オマー
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君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

2.9

このレビューはネタバレを含みます

情報量多めで話が難解なので、途中から脳死状態で観た。ちょっと長く感じたかも。

内容盛り盛りすぎて観た後何も残らなかったけど、作画はとても綺麗だと思った。

特に、冒頭の火事のシーン。主人公の必死さと
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リトル・マーメイド(2023年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

つっこみたい箇所は色々あれど、思ってたよりは良かった。
以下諸々の感想。

・主人公のビジュアルには最後まで違和感あったが、何より各キャラクターの歌唱シーンの感動がそれを上回った。

・自分はウツボと
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怪物(2023年製作の映画)

3.2

このレビューはネタバレを含みます

ミスリードには見事に騙されたが、してやられた!という爽快さはない。それなぜなのかがわからず、観た後しばらくモヤモヤしていたが、色んな人の感想を見てハッと気づいた。

主役がクィアであることを「どんでん
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ウーマン・トーキング 私たちの選択(2022年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます


途中で現代の話だとわかりかなりびっくりした。アーミッシュ的なコミュニティらしい。
ベン・ウィショー目当てで鑑賞。

ウィショーくんは本当に、繊細で消えそうなぐらい儚い役が似合う。劇中何回も泣いちゃう
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渇水(2023年製作の映画)

2.9

このレビューはネタバレを含みます

子供があんまり好きじゃないので全く刺さらなかった。
生きるためとはいえ万引きは許しまへん。

生田斗真の煙草を吸う横顔はとても美しかった。

老ナルキソス(2022年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

途中はどうなることかとハラハラしたけれど、みんな報われてよかった。

荒れ狂う波の中の救出シーンは、絵画のように美しく見えた。

最後の、主人公が舞うシーンで、あれ、この動きは舞踊の経験者の感じがある
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岸辺露伴 ルーヴルへ行く(2023年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

仁左右衛門パートの高橋一生の演技に震えすぎて、ルーヴルパートの感想全部吹っ飛んだ。終盤でまさか泣かされるとは。

仁左右衛門パートだけおかわりしたい。

逆転のトライアングル(2022年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

今年2本目の汚物系映画。
中盤の某シーンは。バビロンがマシに見えるレベルの汚なさ。まさに地獄絵図。

それまでは煌びやかなドレスに身を包んでいたマダムが下着姿でのたうち回り、吐瀉物に塗れ苦しむ姿は、滑
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バビロン(2021年製作の映画)

3.9

あっというまの3時間だった。

狂乱の宴で幕を開け、サイレント映画の黄金時代を駆け抜けていく前半パートには目が釘付けだった。

が、トーキー時代から勢いは落ち始め、面白さも半減していったような印象。そ
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エゴイスト(2023年製作の映画)

4.7

このレビューはネタバレを含みます

ただひたすらに泣いた。
なんて美しい映画なのだろう。

ラストシーン、浩輔はたぶん、報われたと思う。良い終わり方だった。


酔うと評判のカメラワークについて。
自分は大丈夫だった!
むしろ、ああいう
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ピンク・クラウド(2021年製作の映画)

2.7

このレビューはネタバレを含みます

ホラー映画じゃなかった!

雰囲気は『ビバリウム』に似ててそこは気に入ったけど、全体的にぼんやりした印象のまま終わってしまった。
もっと人間の狂気が見れたら面白かったかも。

性的なシーンが妙にリアル
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ひみつのなっちゃん。(2023年製作の映画)

3.0

正直、期待値を上げすぎていた。

ストーリーが全体的にフワッとしていて、なんだか消化不良のままエンドロールを迎えてしまった。

「笑えて泣ける」映画にしたかったのだろうが、どっちつかずな感じになってし
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母性(2022年製作の映画)

3.1

このレビューはネタバレを含みます

要約すると、「そこに愛はあるんか?」という話だった。


「母性は元から備わっているものではなく学習して獲得するものである」

「女には、娘と母親、の2種類に分かれる」

この二つの台詞にハッとさせら
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ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー(2022年製作の映画)

3.1

途中からアバター始まったんかとおもた。

あんだけ槍貫通したのに死なんのかいとかツッコミどころはややあれど、3時間という長さを感じさせない面白さだった。

ブラックパンサーは夜の戦闘シーンがかっこいい
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サイレント・ナイト(2021年製作の映画)

2.9

鑑賞後、街中で聴こえるクリスマスソングが怖く感じるようになった。

前半の展開が少し退屈で、喋るのが皆早すぎて会話の内容に追いつけないこともしばしば。時折挟まれるブラックジョークもいまいち笑いどころが
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ザリガニの鳴くところ(2022年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

一人で生きる女性は、強い。


最後の展開には驚いたし、その事実を持って改めて劇中の彼女を振り返ってみると、なんとも言えない不気味さを感じた。

自然界には、善悪というものが存在せず、自分が生き残るた
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スペンサー ダイアナの決意(2021年製作の映画)

3.3

ダイアナの苦しそうな表情を見ていると、こちらもしんどくなった。

王室の暮らしはとても憧れるけど、外部の人間にとっては息苦しすぎるのかもしれない。

終盤の、生家にて、過去の自分が走馬灯のように流れる
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LAMB/ラム(2021年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます


『LAMB』
物語の筋はとてもシンプル。でも不可解なシーンが多く、一度観ただけでは全てを理解できないと思った。

夫婦が異形の存在をすんなりと受け入れすぎていて初めは呆気に取られたが、段々とこちら(
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ジュラシック・ワールド/新たなる支配者(2021年製作の映画)

2.6

ジュラシックワールド完結編。

1番印象に残ったのは、イナゴでした。

ストーリーはまあ、展開読めまくりなので特に感動ポイントはなかったけど、恐竜が現代でイキイキと活動してる様子が堪能できただけでも満
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引っ越し大名!(2019年製作の映画)

1.8

高橋一生目当てで鑑賞。

時代劇が割と苦手なので、面白さをあまり感じなかった。

脳筋一生は良かった。

哀愁しんでれら(2021年製作の映画)

3.4

みんなあの小娘に洗脳されていくのが恐ろしい。
ただ、ストーリーは小春の視点で描かれていくので、ヒカリの実際の行動や心情がわからなかった。

ラストが胸糞なのにエンディングの音楽が幸福感溢れる旋律なので
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パプリカ(2006年製作の映画)

3.9

思ってたより難しくなかった。作画がとても綺麗。

ポップで気味が悪くてどストライクな世界観でした。所長がかわいい。

ザ・ロストシティ(2022年製作の映画)

3.5


内容は完全にB級だったが普通に楽しめた。
インディー・ジョーンズ的な、古代遺跡探検モノはいつ見てもワクワクする。

サンドラ・ブロックが椅子に縛られたまま救出されるシーンが1番笑った。

シン・ウルトラマン(2022年製作の映画)

3.8

高橋一生目当てで見に行ったはずが、最後までどの声を担当してるのかわからなかった(斎藤工と声が似ている気がする…)。

ウルトラマンについての知識はほとんどないが、そこそこ楽しめた。初登場時のウルトラマ
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